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うそつきとトマト③


ぼくがキョトンとしていると、彼は色々はなしてくれた。



彼が言うには、これはナスの形をした乗り物だという事。


自分達は小人だという事。


ナスが大きくなったのではなく、ぼくが小さくなったのだという事。


またトンネルを通ればもとのおっきさに戻れるということ。


そして、この国の人々は魔法で嘘がつけないということがわかった。


なんとも信じがたいはなしなのだが、こうして目の前にある光景をみると信じるしかなかった。



さっそく王様の所に案内された。



王様は町の真ん中に立っている大きくて立派なお城にすんでいた。


お城にいくまでは、レンガで出来た道が続いていて、その周りには沢山の畑や綺麗な草花で満ち溢れていて、まあるいきのこのような形をしたいえがならんでいた。



子供達は時にはやんちゃに遊び、時には収穫の手伝いをしたりしながら、皆んななかよく暮らしていた。


なんとも平和で美しい光景であった。



しばらく歩くとお城についた。



入り口には、大きくて、立派で、頑丈そうな門がそびえ立っていて、左右に門番が立っていた。



門が開き中に入るとさっそく王様が居る広間に通された。
王様は「よくきてくれた」と僕を歓迎してくれた。



王様は今困って居ることがあると僕に伝えた。


④へつづく


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