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負荷の波を作ることが大切です。

Writer

望月航介

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負荷の波を作ることが大切です。

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前回記事
#8

1週間のまとめ

約6週間に渡る負荷設定のまとめです。

最初にも申し上げましたが、これはあくまでも僕の例です。

僕が試行錯誤を重ねてやってきた一般的な週間でのトレーニングの考え方です。
一般的とは、1週間に一回のリーグ戦を行うと仮定しています。
これがプレーズンや、トーナメント、週2回の試合などカレンダーが異なれば、もちろんトレーニングも異なります。自分の中で基準を設けておけば、あとは微調整するだけです。オフから何日目なのか、試合から何日前なのか。目的は何なのか。課題は何なのか。

どの項目のグラフの見て分かるとおり、波を作っています。試合3日前の最大負荷の日を頂点とした山と言ってもいいかもしれません。

プランニング段階からこの山を作っておかないと、単調度が高まり、怪我のリスクが高まります。

これは確実です。

怪我の程度にもよりますが、1度怪我をしてしまうと、元の状態に戻すには時間がかかります。しっかりとしたリハビリプログラムを実践できるチームであれば、まだ安心ですが、そのようなチームはアマチュアでは数えるほどしかないでしょう。出来る限り怪我の予防に努めるべきであると僕は思います。

サッカーに怪我はつき物はという表現は現実逃避だと思います。怪我を予防することと、パフォーマンスを上げる事はすごく密接な関係にあると思います。

それではそれぞれの項目をグラフを使いながら振り返ってみましょう。


走行距離


望月さん8-4

望月さん8-1


ご覧の通り、試合3日前を最大負荷で行いたいので、試合3日前にピークを作ります。ピークが決まれば、ピークまでは漸進的に上げていくだけです。オフ明け1日目と、2日目を、段差をつけて上げていきます。ピークが過ぎれば試合へのテーパリングですから段階的に下げていくだけです。

走行距離はピッチの広さ(フルピッチで11v11が基準)に対して人が少なければ上がりやすく、多ければ上がりにくい特徴があります。イメージとしては走るスペース、距離があるかどうかです。人が多くても、意図的に自分たちでスペースを作って走る方が練習になるのではと思われるかもしれませんが、これはあくまでも物理的、設定の問題です。

フルピッチで3v3をすると明らかに個人がカバーする距離は多くなり、絶対に走らざるを得ないですよね。狭い中で自分たちのスペースを作ろうとしたとしても、相手がよってくれなければスペースはできませんよね。この時点で不確定要素が出来てしまいます。となると、意図した練習にならない可能性が出てきます。基本的には走行距離を上げるには広さ、人口密度を調整する必要があります。あとは数的同数なのか、不利なのか、フリーマンを入れるのか入れないのか。設定によって変化します。


加速・減速

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