望月さん11

オフ明け2日目の負荷設定

Writer

望月航介

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“サッカーはデータじゃない”

そんな言葉を耳にします。
僕の経験上、良い選手、活躍する選手は良いデータを“出しちゃいます”
あまり良くない選手ほど良いデータは不思議と“出ません”。
果たしてこの差はどこにあるのでしょう?

僕は幸運なことに大学サッカーで10年目、2年前から高校生の指導も始めました。
学生時代を含めると約14年間、現場で主観的に見ることと、客観的なデータを照らし合わせることで、チームのパフォーマンスの根拠はどこにあるのか、この数字はどういう意味なのかを示し、トレーニングに落とし込んで指導してきました。

最近では嬉しいことに「望月はデータを読める」と言われることが増えてきました。
データをどうやってチームに落とし込むのか、どう分析するのかなどデータにまつわる話を皆様と共有、議論させて頂ければ幸いです。
「ちょっと、うちのチームを“客観的”に見てよ」と言われれば飛んでいきます!

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オフ明け2日目の負荷設定

望月さん15

前回記事


オフの2日目の目的は個人です。

個人の動きにフォーカスします。

基本的にはサッカーのピリオダイゼーションのコンディショニングゲームの方法を応用しながら、スピード、アジリティ両方できるようにコントロールします。次の日に紅白戦をフルピッチで行い、チームとしての動きや、負荷を最大にしたいので、この日は個人の動きであり、もちろんチームプレーを疎かにする訳ではないですが、チームでの動きとは遠い部分を見ます。

戦術的ピリオダイゼーションの定義づけではまだ回復しきっていないので、コンディショニングゲームほど過負荷を与えませんが、前回のオフ明けは上げますか問題の時に言及したように、僕は回復できていると思っていますので、ここでしっかりとした動きのトレーニングを確保しておきたいです。

加えて、年間もしく高校生であれば3年間を通して、最大出力を上げていきたいと思っています。自分は遅いから‥と思うのはまだまだ時期尚早だと思います。しっかりトレーニングした上でそれでも最大出力が上がらないのであれば別の方法、プレースタイルを考えればいいと思います。速い選手は遅く走ることができますが、遅い選手は急に速く走ることはできません。

大前提としてサッカーの競技特性上、速い選手が有利です。というかレベルの高いカテゴリー、チームには速い選手しかいません。速い選手の集団の中で遅い選手はいます。そういった意味でも最大出力を上げるトレーニングは必要だと思います。



ではいつものように具体的な負荷設定の数字の設定を見てみましょう。

走行距離 6kmくらい

加減速 80回くらい

練習時間 70分くらい

S R P E 500くらい

となります。先週からの続きでオーガナイズも足しておきましょう。

広さ ハーフコートがあれば十分。3v3or6v6を人数分できる広さ。

人数 少人数(3v3or 6v6をベースに考える。)


全力疾走はしておいた方が良いと思います。

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