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スタンフォードのストレスを力に変える教科書:ケリー・マグコニガル を読みました

ストレス=絶対悪いもの、と考えるのを改めましょう。

TEDのスピーチ(Youtube)

スタンフォード大学のケリー・マグコニガル博士が、TEDのプレゼンテーションで発表した内容が大きな話題になりました。
ストレスそのものが悪いものではなく、考え方・捉え方によっては良い影響をもたらすことが科学的に分かった、ということです。

わたしが本書を読んで、学んだこと(Input)と気づき・アクションプラン(Output)をまとめました。

①ストレスに対する考え方

Input:ストレスは、考え方・捉え方によっては自身や周囲へ良い影響があり、成長に繋げられる。

Output:「ストレスは役に立つ」と意識して、ストレスを受け入れる。
緊張したとき、プレッシャーを感じた時に、「不安になることは良いことで、自分の力になってくれている」と考える。
マインドセットとも言います。意識するだけで効果があります。

②ストレスよる反応について

Input:ストレスに対する反応には種類あり、体に起こる反応も変わる。

闘争、逃避反応→注意力を高め、意識が集中する
チャレンジ反応→「フロー状態」で、集中しているが恐怖を感じない
思いやり、絆反応→社会的つながりを強化し、利他的になる

Output:ストレスを感じた時、ストレス反応の種類を思い出して、どの反応がベストなのか考えてみる。
例:なにかトラブルがあった時に、チャレンジ反応で乗り越えるのか、思いやり反応で周りと協力するのか。

③人生におけるストレスの量について

Input:退屈は死亡リスクを高める。ストレスを避けることはかえって悪影響である。

Output:ストレスがある状態で、ストレスを受け入れて良い影響・成長に繋がると考えることがベストである。忙しい時こそチャンス。

④価値観とストレス

Input:自分が大切にしている価値観を書き出し、ストレスを感じた時に価値観を思い出す。

ストレスが「自分の意思に反して身に降りかかってくるもの」から、「いちばん大切なことを再認識し、心に深くとめる機会」へ変化させる

Output:わたしが大切にしている価値観は「発見」「人助け」「問題解決」で、ストレスを感じた時に価値観を思い出すようにする。
例:ストレスを感じた時に初めて「発見」があるかもしれない。

⑤人生における目標

Input:「自分のための目標」から「自分より大きな目標」に変える。自分のための目標を追求すると孤独感が強くなる。

Output:仕事においては、「わたしが良い評価をもらう」よりも「部署の計画・目標の達成、会社の事業をより良くする」へシフトする
プライベートでは、「わたしの好きなことを通じて、誰かに喜んでもらう、心の支えになること」を目標にする。


あなたも、ストレスとうまく付き合ってみませんか?

次はどんな本を読もうかな…



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