#44 その日の夜
なんとか2人目の新規プレゼンを終え、親友とも別れそれぞれ家へ帰宅しました。
僕はなんとかやりきりました!
しかしその反面不完全燃焼でもありました。
始めた当初は
「こんなおいしいビジネスやらない人いないでしょ」
と思いながら自信満々にプレゼンやアポをとっていましたが、少しずつ自我を取り戻しつつあるのか、新規プレゼンをしながら罪悪感を感じている自分がいました。
無事家に到着し、僕をこのビジネスに紹介してくれた友達とAさん(僕をビジネスに誘った友達をこのビジネスに誘った人)に無事新規プレゼンが終わったと連絡をし、どうだったか手応えや内容を聞かれました。
その時僕は咄嗟に嘘をつきました。
「無事終わって、相手も前向きな反応だったよ」
「手応えあったよ」
と、伝えると
「アテンドの日程ぎりした?」
と一番聞きたくないセリフがやってきました。
なぜなら、今回はアテンドの話を一切してないからです。
心の中ではまだたくさん稼ぐぞ!という目標を掲げ、お金持ちになっている僕の姿を想像していました。
しかしその反面借金地獄になり結局なんの利益も出ないんじゃないか。
という不安な未来も見えてきていました。
僕はそんな姿を大事な親友に見せたくなかったのかもしれません。。
次回 #45 夜の招集
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