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辛い経験はするべきなのか?

「どうしてつらい経験をしないといけないの?」

幼少期のわたしは、何度も母にこう問うていました。
(母もさぞかし困ったでしょう...)

だって、ラクで楽しいことばかりだったら最高じゃないですか?
なのに我々はどうして辛いことしなくちゃいけないんだろう。

いや、別に誰かにそう言われたわけじゃないんだけど。

でも普通に生きているだけで辛い思いばっかりするし、
なんとなく逃げてはいけない空気が漂っているじゃないですか。

わたしたちはほんとうに、辛いことから逃げてはいけないのでしょうか?

▶壁には3種類ある

「壁にぶちあたる」といいますが、
私たちが生きていくうえでぶつかる壁って、3種類あるんじゃないかなあと私は考えているんです。

❶乗り越えるべき壁
 →乗り越えた先は光。やるしかない!

❷避けた方がいい壁
 →乗り越えた先は闇。越えるな危険⚠

❸避けることができない壁
 →乗り越えた先は未知。活かすも殺すもあなた次第。

▶1 乗り越えるべき壁

なにか目的があって、自ら積極的に超えにいくような壁です。
わざわざ書くほどでもないのですが、この壁は越えたほうがいい壁です。

そうはいっても越える勇気が出ない。
それを"行動力がない"とか"度胸がない"とかそう言います。

私はなんとかしてこの壁の前に立ちはだかる人に、手をかけるだけでもいいから壁に触れてほしいと切望するのですが。

壁を越えるのに必要なのは、知識とかコツとかじゃない。
ただ、手を伸ばすだけでいい。

だけど、それができない人が100人中95人。そんなイメージです。
手を伸ばせばできるであろうのに、どういうわけかみんな手を伸ばせずにいるんですよね。

手を伸ばした人とは何が異なるのでしょうかね?
このブログでのメインテーマはこれです。

▶2 避けた方がいい壁

若者に、頑張っている人に、辛い思いをしている人に、
「辛い経験はしたほうがいい。」
という言葉をかけて片付けてしまうには、あまりにも乱暴だなと思います。

世の中には、避けられるなら避けたほうがいいことがいっぱいあります。

たとえば…
長時間労働の仕事・人間関係のストレス
こういったものです。

こんな壁、乗り越えたって何にもありません。
何もないどころか、前者は体を壊し、後者は鬱になりかねません。

もし、今こういった壁の前に立ち尽くしているなら、乗り越えずに逃げてほしいものです。

▷その場から逃げるが最適解

こういった壁を、避けられない壁だと思っている人が多いように思います。
以前の私がそのひとりなんですけどね。

仕事、すごく辛かったんです。
でも、仕事をはじめて経験が浅かった私は、「これは耐えるものだ」と思いこんでいたんですよね。

「ストレス発散法」として色々紹介されていたりしますが、
ストレス発散法を学ぶより、ストレスがひとつでも少なくなるように環境を変えていくほうがずっといいはずです。

こういった
「自分にとってストレスになっているような辛さ」
「乗り越えた先には闇しかない辛さ」

からは、身を守り逃げるが勝ちです。

間違っても壁を超えようなんて戦わないでくださいね。

▶︎3 避けることができない壁

生きていくには越えるしかないと、与えられた試練です。
そしてときに試練は予測しないところでわたしたちの前に現れます。

このような壁を目の当たりにしたわたしたちはこう問うのです。

「なんで自分がこんな辛い経験をしないといけないのか。」
「死んだほうがましだろうか。」



私はこの壁がみえたとき、
“いま試されているのだ”と考えるようにしています。

「さあどうだ?あなたはこれを超えられるの?どう越えるの?」


そして、試練の意味をふたつ考えます。

ひとつめは、"何かとの出会いである" と。
ふたつめは、"いつかのだれかのために" と。

▷大切なものとの出会い

出会いは人かもしれないし、モノかもしれないし、
いや、圧倒的な経験や新たな価値観だろうか。
はたまた、いままで気づかなかった新たな自分自身の一面かもしれない。

何かはわからないんだけれど、この壁を越えることで自分は何かを得るだろうと、確信を持って挑むのです。

だから、ちょっといつもより、ひとつひとつのことに敏感になるようにしています。
かならず何か得るものがありますから、その瞬間を見逃してはならないのです。

試練は活かすも殺すもあなた次第です。

あなたが、ただ辛いものだと思えばきっと苦い思い出、トラウマになってそれで終わりです。

試練が来るのか、そしていつどのくらいの大きさで来るのか、
私たちは選ぶことができません。
でも、どう乗り越えるかは、自分で決めることができるということを忘れてはいけないと思います。

あなたはいま試練の真っ只中でしょうか?それとも試練なんて来たことがないでしょうか?
それならいまから覚悟を決めておくといいですね。

さあ来い。試練。無駄になんかしないから。

"ピンチはチャンス"
ピンチというのは試練で、チャンスというのは出会いです。

▷同じ道を歩む誰かのために

自分がこの経験をし、乗り越え、伝える。
それがいつかきっと、誰かの役に立つと考えるのです。

そのために、私はいま頑張っているんだと。

いま頑張って乗り越えたら、いつか誰かを救える。
壁のむこうから手を差し伸べられる。

人は誰かのためになれるなら、いままでの自分の能力なんか比べものにならないくらい頑張れるものなのです。

▶︎越えるか否か、どう越えるか


あなたの前に立ちはだかる壁はどの壁でしたか?

❶乗り越えるべき壁=挑戦
 →乗り越えた先は光。やるぞ。

❷避けた方がいい壁=危険
 →乗り越えた先は闇。越えるな危険⚠

❸避けることができない壁=試練
 →乗り越えた先は未知。活かすも殺すもあなた次第。

まずはどの壁なのかを見極める必要があります。
そして、次にどう越えるか。

幸せに生きるには、あなたの感覚(壁の見分け方)思考(壁の越え方)が鍵です。

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