大瀧 洋

大瀧 洋

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沖縄県の北大東島への訪問

先日は、台風が襲来した際によくニュースに出る「北大東島」に出張。 島のあまりに過酷な状況と、諦めない島の方々の頑張りを拝見させていただきました。 訪問したことがある人は多くはないであろう北大東島の「北大東村」を簡単に紹介すると、 ・北大東島一つが北大東村になっています。 ・人口は、R2年で590人。一方40年前は658人、25年前は575人。なので、あまり人口が変わっていません。 ・島の面積は、約12k㎡。大体1/3をサトウキビ畑が占めており、最大の標高も約50mで、フラッ

    • 過疎問題懇談会(R5年度2回目)

      先日、令和6年3月27日に、過疎問題懇談会(座長:小田切徳美先生)を開催。 過疎法の改正(概ね10年に1回)がある際は頻繁に開催されるが、現状そうでもなく、年2回ほどの開催となっている。 マスコミにもフルオープンだが、あまり報道されていないので、少し紹介を兼ねて議論を整理したい。 まず、今年度のテーマは、自治体における「場」の存在。経緯は、 ○R4年度  市町村の間でも差が生じている社会増減に着目し、社会増の団体と社会減の団体を現地ヒアリングを含めて調査。  ・社会増 → 新

      • 高知県梼原町の地域力

        3月初旬に、過疎対策室らしい業務で、高知県梼原町に出張。 約10年ぶりに訪れた梼原町は変わらずに過疎の山間の賑やかな集落であった。 雲の上ホテル、雲の上図書館、まちの駅「ゆすはら」、梼原町役場など、 人口3200人ほどの町に、隈研吾の建築が5つもある。 隈研吾がバブル崩壊時に、都会でのプロジェクトが軒並みキャンセルになっていく中で、訪問した梼原の木造建築に感銘を受けたことが始まりらしいが、森林率90%を超える梼原に溶け込みつつ、都会的なデザインをもたらしている。 雲の上、とい

      沖縄県の北大東島への訪問