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和歌について(紹介したい本があります)

花に鳴くうぐいす、川に鳴く蛙、
その美しさを歌にしたいと思わない人はどこにいようか..


そんな冒頭から始まる古今和歌集。


昔は言葉や物が少なかったから多分、言葉、物(自然)、命、出会いに対して、今と比べ様がないほど真剣に感受していたんじゃないか。


それこそ目の前に鳴くうぐいすに、歌わずにはいられなかった。


こうした感受の心は、実は僕らの日常にもふと湧き出てきますよね。

ふと見た月の綺麗さ、誰かと美味しいごはんを食べている時、誰かとの恋に熱いとき、ふと限りある時間、命を感じた時、色々と形を変えて。


それこそ、和歌を集めた万葉集には名のわからない歌詠み人がたくさんでてくる。農家やどこかのおばあさんが詠んだ歌だって沢山入っているだろう。


和歌は、感じたこと、思ったことを31文字に凝縮する。
ラブレターから、昔を懐かしむ吐露、幸せを噛みしめる歌まで…

それにしても、当時の人の、言葉の紡ぎ方は圧巻…


和歌の根底には「一期一会」「生きとし生けるものの儚さ」を噛みしめる情熱があるように思う。

「言葉=言の葉」の美しさ、日本人だからこそ感じれるもの、表現の仕方があるんだなあと感じた。

ぜひみんなさんにも魅力を感じてほしい。

以下の本には
和歌の基本のキ、楽しみ方がわかりやすく書いてあります。ぜひ。


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