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「新時代のアイドル」23人が見せてくれた輝き。 hololive 1st fes. ノンストップストーリー 感想

※閲読に際して

当記事を開いて下さり、ありがとうございます。こちらはレポート記事と呼べるほどのものではなく、ライブの感想を書き連ねただけの記事ですので、閲読の際はご注意ください。なお、ちょうどこの記事を書いているタイミングで公式レポが次々と公開されたため、下記にいくつかリンクを掲載します。

また、ホロライブメンバー全員を追えているわけではないため、知識の浅さを感じる箇所もあるかもしれません。予めご了承ください。

1.オープニング

えーちゃんによる注意事項のアナウンスが終わって少し経つと、会場が暗転。開演前には、途中BGMが変わってフライングで「おおおおお!?」と声を上げる人がいたり、それに対し「まだかい!!!」と突っ込みを入れる人がいたりと、開演を今か今かとずっと待ち続けていた会場。大歓声に包まれる中、そらちゃんの語りから、このライブは始まった。

「アイドルになって大きなステージで歌って踊りたい」
2年前、1人から始まったこの想いは、
20人以上のメンバーとの大きな想いになって
実現する。
個性も目標も夢も違う
そんな私たちが、初めてみんなで見る同じ景色。
これからもずっと輝くために、笑顔でいるために
私たちは、前を向いて進み続ける。

hololive IDOL PROJECT.」の文字が大きく映し出される。ヒロイック・ヒロインのインストverと共に、胸に手を当て自分の夢を再確認するそらちゃん(のように自分には見えた)、ホロライブの原点であるそらちゃんのこれまでの姿、出演メンバー23人の紹介&それぞれの意気込み、そしてホロライブの歴史とでも言うべき映像が流れる。正直この時点で涙腺は大決壊だった。2017年9月7日からの2年間という、短いようでとても長い時間の中で、彼女たちはそれぞれの夢や想いを持ってデビューし、活動を続け、3000人を収容するほどの大きな会場でライブを開催するまでになった。その2年間、Vtuber界隈は成長を続ける反面、多くの問題や不祥事が発生し、実際に活動をやめ引退してしまう人も多く出てしまっている。そんな中、彼女たちホロライブは引退するメンバーを出すことなく、全員でこの舞台まで進んできた(厳密にいえば全員ではないが、ここでその話題を出すのは野暮というもの)。それがどれだけ尊く、誇らしいことなのか、これまでVtuberを見てきた人なら分かるはず。

これは1つの大きな物語の、はじまりのステージ

このフレーズを見て「あぁ、ここからが始まりなんだ。泣いてちゃいられない」と、流れる涙を拭う。最後に「hololive 1st fes. ノンストップストーリー」の文字が映し出され、いよいよライブ本番がスタートする。
「(涙で)前が見えねえええええ!!!」と叫んでいたオタク、その気持ちめちゃくちゃわかるぞ...。

2.開演


①「Shiny Smily Story」 出演者全員
1曲目は、「Shiny Smily Story」。23人全員が広いステージ一面に並び歌って踊っている姿は、とんでもなく壮観だった。

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23人全員でSSSを歌うというのは、このライブが発表された時点で一番期待していた部分でもあるため、個人的にも嬉しかったし、この光景が見られただけでこのライブに来て良かったなと思えた。

実際には、私の期待なんか軽々と飛び越えて、新曲2曲の披露に加え、全員の統一アイドル衣装までも披露してくれた。ありがとうホロライブ...。
観客のコールに関しても、「この曲のためにずっと練習してきたんだ」と言わんばかりに完璧なもので、1曲目から会場の熱気が凄かった。あぁ、これぞアイドルのライブだ...と自分も周りに負けじと後先考えずに全力で叫んで、全力でペンライトを振って、全力で手拍子をして、23人のアイドル達の虜になっていた。
曲が終わった後のMCで、「私たちが、ホロライブです!」と23人全員で名乗るシーンも非常に印象的。これまでホロライブを応援してきて良かったと思った人も多いと思う。


3.第一部 ソロパート①

②「ファンサ」 夏色まつり
2曲目からは、23人全員のソロパート。まずはまつりちゃんによる「ファンサ」。普段危ない言動をしているとは思えない、まさしくお姫様のように可愛く清楚なまつりちゃんが、そこにはいた。

これなら「ホロライブの清楚担当、夏色まつりです!」と言われても「誰?」とコメントを返すことはないだろう笑。
Cメロラストの「約束ーーー!」のところで小指を立てる仕草がなんとも憎い。ラスサビで「まつりを見て」に歌詞を変えるところも好き。

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普段私はそらちゃんをメインに応援しているそらともではあるが、実はこっそりとまつりすを兼任していたりもする。こんなかわいい姿を見せられたらガチ恋してしまう他なかった。


③「fancy baby doll」 兎田ぺこら
続いてぺこらちゃんが登場。歌う曲は、「fancy baby doll」。普段の歌枠でこの曲を歌っているのを聴いたことが何度かあるが、非常にぺこらちゃんに似合う曲だ。SSS、ファンサを聴いてアイドルライブの空気一色に染まっている会場が、続けてこの曲を披露されるわけだから盛り上がらないわけがなかった。間奏のコール&レスポンスで、「全然足りないぺこだよ!?」と一度やり直しを要求するという、アイドルのお約束を披露していたのも個人的に好きなポイント。ダンスも非常にかわいらしいもので、中には原曲を歌っている田村ゆかりさんのライブでのダンスを意識したようなものも含まれており、そんな研究熱心なところに愛しさを感じた。
世界一かわいいよおおおおおおおおおお!!!!!

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④「おじゃま虫」 癒月ちょこ
4曲目は「おじゃま虫」。ここまでかわいいアイドルを全面に押し出したステージだったが、続くちょこ先生はセクシーな大人の魅力も加わったパフォーマンスを披露。間奏では「超好き♡」、最後には囁くように「大好き♡」と観客へのサービスも忘れない。普段自らの歌を「滅びの歌」と卑下しているちょこ先生だが、これだけ大きなステージ・多くの観客の前で歌を歌い切ったのには、紛れもないちょこ先生自身の努力があったからだろうし、今回をきっかけに少しでも歌に自信を持てるようになれば良いな…と思った。

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⑤「はなびら」 ロボ子さん
続いてロボ子さんが登場し、バラードの「はなびら」を披露。つい先ほどまで観客のコールが響き渡っていたのを忘れるくらい会場の空気がガラッと変わり、じっくりと、ロボ子さんの歌に聞き入っていた。儚く、今にも消え入りそうなロボ子さんの歌声は、ライブで聴くと体全身に染み渡ってくるような感覚になり、さらに魅力が増すことを昨年10月6日に開催された「でいどり~む」で知っていた。そのため、再び現地でロボ子さんのバラードを聴くことができてうれしく思う。歌い終わった後、観客に笑顔で手を振る姿も可愛かった。

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⑥「夜もすがら君想ふ」 大神ミオ
疾走感のある曲と共に、「ミオだよーー!!」と元気に大神ミオちゃんが登場、再び会場の空気を盛り上げる。ゲーマーズ所属ではあるが、歌が上手い子という印象も強いミオちゃん。その印象通りに洗練されたパフォーマンスだった。生歌の安定感はもちろんのこと、横に広いステージをゆっくり駆け回るダンス、サビに手拍子を取り入れて観客の盛り上がりに拍車をかける煽りなど、「ライブ慣れしている感」があって非常に良かった。夢に掲げている武道館ライブに向けて、確実に一歩近づいたことと思う。「ミオファの森」の如く、緑一色に染まっている会場も綺麗だった。

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⑦「♡桃色片思い♡」 湊あくあ
続いて、あくあちゃんが登場。「あ、行くよ?あ、ワンツースリーはい!いぇい!」と、あくあちゃんらしさ満載の少し控えめな掛け声と共に歌い始めたのは、「♡桃色片思い♡」。身長148cmの小柄な体を一生懸命大きく動かしながら踊り、歌う姿はまさに大天使。かわいい。ダンスが上手いというイメージはあまりなかったのだが、非常にキレキレなダンスを踊っていて驚いた。間奏の「あーくあくああっくっあー!」という合いの手には思わず「分かるかーー!!」と突っ込みを入れたくなった。そんなお茶目なところからも、あくあちゃんらしさが感じられて良かった。

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・MC① ときのそら&ロボ子さん
ホロライブ最初期組の2人であるそらちゃんとロボ子さんが登場、MCパートへ。「右のみんなー!」「左のみんなー!」「真ん中のみんなー!」「全体ー!」「ニコニコを見ているみんなー!」と、MC中も会場を盛り上げることは忘れない。「まだ衣装がこれ(通常衣装)っていう、後々が楽しみだね更に」「今は前哨戦ですからね!」と以降のパートへの期待を煽りつつ、次の曲へ。


4.第二部 ソロパート②

⑧「こちら、幸福安心委員会です。」 戌神ころね
ここから第二部がスタート。ころねちゃんが登場...なのだが、まさかの選曲すぎて会場がザワついていたのを覚えている。残虐なワードが次々と出てくるこの曲をこれだけ平然とかわいく歌えるのは、ころねちゃん以外にはいない。というより、あまりにもハマり曲すぎてびっくりした。途中ころねちゃん特有の訛りもしっかり取り入れられていて、もはやころねちゃんのオリジナル曲なのではないかと錯覚すらしてしまうレベルだった。幸福なのは義務なんです!

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⑨「『13』」 潤羽るしあ
直前のころねちゃんの「幸せじゃないなら、〇ーね!」を受けて登場するのは、ネクロマンサーの潤羽るしあちゃん。蘇生させられるどころか、るしあちゃんの透明感溢れる歌声で再び召されそうになったのは私だけじゃないはず。腕を大きく振るダンスに合わせてヒラヒラと揺れる両腕の袖が、るしあちゃんのトレードマークである蝶々が舞っているように見えて非常に綺麗で、曲調、ライトグリーンに染まる会場とも相まって、幻想的な空気が広がっていた。紙飛行機を飛ばす仕草が特に好き。

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⑩「天球、彗星は夜を跨いで」 星街すいせい
今回のライブが3Dモデル初お披露目である3人のうちの1人目、すいちゃんが登場すると同時に、大きな歓声が上がる。背を向けながら片腕を掲げて待機している立ち姿からもう既にめちゃくちゃかっこいい。そしてイントロが流れ、すいちゃんが歌い始めた瞬間、ステージに立っているのはアイドルではなく、正真正銘のアーティストだと、そう思った。それだけ圧倒的な雰囲気が会場を包み込んでいた。生歌の上手さが半端じゃない。喉からCD音源とはまさにこのこと。「言葉はいらない。私の歌だけを聴け。それで全て分かる」と言わんばかりに、登場してから途中の煽り、退場に至るまで、歌以外の声を一切発さない立ち振る舞いもかっこよすぎて痺れた。いつかすいちゃんのワンマンライブが開催されたら、是非とも参加したい...。

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⑪「私、アイドル宣言」 赤井はあと
「皆んな、行くわよー!」と、はあちゃまが登場。かわいい。一瞬で豚になった。はあちゃまの魅力は何と言っても元気いっぱいなところ。軽やかにくるくる回転したり、両腕の拳を激しく天に突き上げながらステージ全体を駆け回ったり、観客席に満面の笑みで手を振ったり。お手本のようにかわいいアイドルがそこにはいた。昨年末に開催されたV-RIZINの時にも思ったことなのだが、はあちゃまは日本でライブのステージに立っているという事実だけでエモく感じてしまう。なかなかイベントに登場することも少ないはあちゃまを再び生で見られたことに感謝…。
「もっと声出さないと、打ち首にしちゃうんだからね!!」
声出すし、打ち首にもしてください!!!!!!!!!

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⑫「惑星ループ」 猫又おかゆ
おかゆんの「トゥットゥルトゥットゥルットゥットゥルー」という声が会場に響き渡る。次の曲は「惑星ループ」。おかゆんがライブで歌って踊る姿は想像がつかなかったのだが、独特の雰囲気が非常にクセになる良いステージだった。ライブなのに、どこか落ち着く。でもしっかり声を出しながら盛り上がってもいる。こんな体験は初めてだった。曲が終わって退場する時も「さらば~~」と最初から最後までおかゆんワールド全開。イタズラ好きな彼女は、ライブにおいても普段から何ら変わらず、ステージから観客に向けてイタズラを仕掛けていったのだった。

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⑬「金曜日のおはよう」 大空スバル
直前のゆるい空気から一変、勢いよくステージに飛び込んできたのは、大空スバルちゃん。歌う曲は、「金曜日のおはよう」。開幕からキレッキレの激しいダンスを披露する。普段は芸人色が強い印象のスバルちゃん。しかし、観客の大歓声を浴びながら、聴いてて元気が貰える活気溢れる歌とダンスを踊り、「前の方も後ろの方も、見えてるぞーー!!!」とお決まりの台詞を言うその姿は、紛れもないアイドルだった。普段とのギャップも相まって、他のメンバーよりも一際アイドルらしさを放っていたようにも思う。後にアイドル衣装を身に纏ってステージに立つ彼女は、見ていて感動すら覚えた。
歌い終わった後、「スバルかわいいぞおおおおお!!!」と多くの人が叫んでいたのも印象的。

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・MC② 白上フブキ&大神ミオ&夏色まつり&宝鐘マリン
再びMCパートへ。「こんこんきーつね!」「ミオかわいいー!!」「夏色まつりは清楚だよなぁ!?」「Ahoy!」と、それぞれのコール&レスポンスを披露。終始、船長の動きに視線を奪われた人も多いのではないだろうか笑。4人のトークに笑いが絶えない中、次のパートへ出航〜!


5.第三部 ソロパート③

⑭「without U」 AZKi
第三部がスタート。ステージに立っていたのはAZKiちゃん。舞台裏からスッと登場するのではなく、照明が点く前から立ち位置につき、目を閉じて曲の始まりを待っているその姿には、やはりこれまで多くのワンマンライブを大成功させているアーティストとしての貫禄を感じた。歌い始めると同時に、会場の空気も一瞬にして自分のものにしてしまう。それだけの歌唱力、聴く者を魅了する力、エモいという一言だけでは片づけられない世界観が、AZKiちゃんの歌にはある。私はAZKiちゃんのワンマンライブに参加できたことはないのだが、フェス系のライブで生歌を聴くたびに、他のバーチャルアーティストとは一線を画すその異質な存在感に圧倒されてきた。今回のライブがアイドルライブとして構成されているものだとしても、自分はあくまでアーティストなんだと、ブレることなく自らの存在を歌に乗せて観客に届ける。その一貫した姿勢が素晴らしいなと思った。

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⑮「千本桜」 百鬼あやめ
続いて、同じくイメージカラーが赤色の百鬼あやめちゃんが登場。前奏や間奏の際にはかわ余なお嬢が、歌っている時にはかっこ余なお嬢が。かわいさとかっこよさを兼ね備えるアイドルなんて、ズルすぎるじゃないか...!選曲も、和装を身に纏う鬼神であるお嬢に非常によく似合っていた。千本桜は誰しもが知る超有名なボカロ曲であるということもあり、観客はノリノリで小気味よくペンライトを振っていた。

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⑯「Lost my music」 宝鐘マリン
「盛り上がってますか~!?」と、特徴的な声と共に登場したのは、今回のライブが3Dモデル初お披露目である3人のうちの2人目、宝鐘マリン船長。先述の「こっそりまつりす」同様、「こっそり宝鐘の一味」でもある私は、この瞬間を密かに待ち侘びていた。ちっちゃい。でも大きい。かわいい。また、先のMCでも感じていた元気に動きまくる印象そのままに、ライブステージ中でもよく動いていた。肝心のダンスは若干の古臭さを感じざるをえないものだったが、それも味だろう。生歌は普段の歌枠同様、伸びの良い、よく通る声。安定感も半端なくて、とにかく上手い。ステージ正面右の、スピーカー付近辺りで見ていた私は耳が少しキーンとするほどに、船長の歌声が響き渡っていた。まぎれもない、「宝鐘マリン船長」が目の前で動いている...と少し目が潤む。2月のお披露目配信が楽しみだ。

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⑰「シャ・ル・イース」 アキ・ローゼンタール
続いて、アキちゃんのオリジナル曲、「シャ・ル・イース」。これだけ神秘的な歌、ダンスを披露したのは後にも先にも彼女だけだった。ペンライトを振ることを忘れて、つま先から指先まで非常に優雅なアキちゃんに釘付けになっていた。終盤のパートで「ホロライブの皆んなとショーをやりたい」と語っていたのも納得だった。ダンスを踊れるVtuberというのは、機材環境的な意味でも多くは存在しない。歌って踊れるVtuberとして、アキちゃんが頭角を現していくのが楽しみだ。会場からは、「アキちゃん大好き!!」「シャ・ル・イース最高!!」という声も多く上がっており、ロゼ隊のアキちゃんに対する愛の深さを感じた。

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⑱「太陽系デスコ」 白銀ノエル
「歌うのが苦手」と公言しているノエル団長が歌う曲は、「太陽系デスコ」。まさかの選曲に初めは驚いていたが、「オーオオー!」「ナーナナナーナナ」と、団長らしいゆるふわで可愛い掛け声に、こちらも全力のコールをお返しする。
後の感想配信で、太陽系デスコを選んだのは「ノエル団長自身ホロライブを知ったきっかけが、ときのそらちゃんの太陽系デスコを聴いたこと」だからであることが語られている。そのきっかけをこのライブで回収しようというのは非常にエモいなと思ったし、歌が苦手と言いながらこの曲を選んだ勇気、本番で歌えるようになるまでにボイトレを重ねた健気さになんだか泣きそうになった。
ちなみに「オーオオー!」の振り付けは自分で考えたらしい。かわいい。

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⑲「Say!ファンファーレ!」 白上フブキ
続いて白上フブキちゃんが登場。歌うのは自身のオリジナル曲、「Say!ファンファーレ!」。キャラソン色の強い、まさに白上フブキちゃんを絵に描いたような曲だ。ライブ前日の夜にMVのフルバージョンが解禁されたばかりだったのだが、会場のコールは完璧。1日足らずでここまで仕上げてくるすこん部のフブキちゃん愛にはさすがの一言。自分はというと、物販の待機時間中に何度も聴いてはいたのだが、終盤の怒涛のコールラッシュ部分が覚えきれず...。とはいえ、覚えている部分だけでも、なんなら一切覚えていない状態でも存分に盛り上がれるほど、ノリやすくて非常に楽しい曲だった。もしまたこの曲をライブで聴くことがあったら、その時は完璧なコールで応えたい。

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・MC③ さくらみこ&兎田ぺこら
フブキちゃんへの愛を叫ぶすこん部たちの声が止まない中、MCパートへ。ぺこみこが登場。「ぺこ!」「みこ!」と2人でポーズを決め、漫才でも見ているかような気分になった。これまでのMCパート同様、コール&レスポンスをやろうというタイミングで2人が動かなくなるというまさかの事故。「ぺこみこ!ぺこみこ!」「にんじん!にんじん!」とコールをするも思いは届かず、そのまま2人は闇の中へ。ここで予想外のブレイクタイム...と思ったのも束の間、会場では観客によるYAGOOコールが始まってしまう笑。ホロライブリスナーのノリの良さを改めて実感した瞬間だった。照明さんまでYAGOOコールに合わせて点滅させ続けていたのには思わず笑ってしまった。しばらくYAGOOコールが続いた後、ぺこみこの2人もようやく復活。ライブ後の公式アフタートークでも何度かぺこみこが動かなくなるという事故が起きており、「やっぱこの2人持ってんにぇ!」と思った。


6.第四部 ソロパート④


⑳「Booo!」 紫咲シオン
第四部は、シオンちゃんの「Booo!」からスタート。普段は少しあどけなさが残る女の子というイメージのシオンちゃんだが、歌を歌っている時は別人のように大人っぽい印象に変わる。ちょっと無理して大人っぽく見せようと背伸びをしている、と捉えると愛おしくて堪らない。今回のステージでも、そのギャップがばっちり決まっていた。間奏の時には「いぇーい!みんな元気~!そろそろ疲れてきたんじゃないの〜???」と、少し小生意気なシオンちゃんらしい煽りを入れる。それを聞いて、こっちはこれっぽっちも疲れてないぞおおおおおお!!!!と、私のテンションは更にぶち上がった。フワッとジャンプしてそのまま消える退場の仕方も、魔法使いっぽくて良かった。

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㉑「天ノ弱」 不知火フレア
そして、この日が3Dモデル初披露組の最後の一人、不知火フレアちゃんが登場。背高い。脚長い。そんなスタイル抜群なフレアちゃんが観客に向けて丁寧で綺麗なお辞儀をした後、歌い始めたのは「天ノ弱」。それも原キーで。めちゃくちゃ高い。でも苦しそうな様子は全く見せず、歌を自分のものにして、完璧に歌い上げていた。ラスサビの転調もなんのその。あの声量で響き渡る高音は、聴いていて非常に気持ちが良い。フレアちゃんの歌唱力が極めて高いことを改めて思い知らされた。後の感想配信で、「あの音程は普通に出る高さ」と話していたのも驚いた。恐るべし、フレアちゃん。いつかそらちゃんと一緒に高い音程の曲を歌っているのを聴いてみたい。

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㉒「マイネームイズエリート☆」 さくらみこ
続いてみこちゃんが、自身のオリジナル曲「マイネームイズエリート☆」を披露。観客に向けて頻繁に煽りを入れながらノリノリで歌い上げるそのパフォーマンスは、エリートそのものだった。私自身、この曲は、昨年開催された「でいどり~む」と「It`s a Virtual & Real Pop World!」で2回、ライブで聴いたことがあったのだが、その際はコールがうろ覚えなところも多かった。今回はそのリベンジを果たすべくしっかり練習をしてきたため、完璧にコールを打つことができて大満足だった。ライブで非常に映える曲であるため、今後もライブの定番曲として披露する機会があると嬉しい。

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㉓「ヒバナ」 夜空メル
盛り上がってる空気をそのままに、夜空メルちゃんが登場。歌う曲はなんと「ヒバナ」。耳馴染みのあるかっこいいイントロが流れてきた瞬間、ライブ前にしていた「ヘドバンをしてほしい」とのツイートにも全て納得がいった。

メルちゃんも先ほどのみこちゃん同様、「でいどり~む」にて歌とダンスを披露していたのだが、当時の選曲は「おじゃま虫」「さようなら、花泥棒さん」と、メルちゃんのイメージに合うものだった。それが今回は正反対のかっこいい「ヒバナ」。一体どんなパフォーマンスになるのかと、ステージを見ている側の私も一層集中力が高まる。普段の声からは想像もつかない、かっこいい歌声だった。ところどころで歌い方にアレンジを加えている部分がいくつかあり、この曲を歌うことに対する気合の入りようも伺えた。最後の「大好き♡」は心にウッと来るものがあった。

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㉔「フレーフレーLOVE」 ときのそら
総勢23人ものソロパートのトリを務められるのは、彼女しかいない。我らがアイドル、ときのそらちゃんがいよいよ登場。私は「待ってました!!!!!!」と心の中で叫んで思わずガッツポーズ。それだけ、そらちゃんのステージをずっと楽しみにしていた。前日の公式放送で、「明日のソロ曲は秘密なんですけど、ヒントを言うなら、皆を応援するフレー!っていう気持ちで...」という、誰が聞いてもバレバレなかわいい匂わせをしていたそらちゃんが歌うのはもちろん「フレ―フレーLOVE」。この曲は、イントロとアウトロのダンスが非常に優雅なもので構成されており、最初から最後まで、そらちゃんに見惚れてしまう、そんな曲だ。「皆さんこんにちは!ときのそらです!どんどん盛り上がっていきますよー!はい!はい!はい!」と百点満点の笑顔と掛け声で観客を奮い立たせる。そして両腕を広げて、直前まで歓声が響いていた会場を一瞬にして静止させ、目を閉じる。この一瞬の間に、いつものかわいい元気なそらちゃんから、「プロのアイドル、ときのそら」に移り変わっているような、そんな感じがした。そして歌いだした瞬間、「これが本物のアイドルか」と、会場全体がそらちゃんのパフォーマンスに圧倒される。私自身、そらちゃんがライブで歌っている姿は何度か見てきているつもりだが、この日のそらちゃんはいつも以上に輝いて見えた。それはなぜか。後輩達と一緒にライブができているという喜びや楽しさだろうか。もう昔のように一人ではない、こんなにたくさんの仲間がいるんだという自信や安心感だろうか。恐らく、その両方だろう。ワンマンライブの時とはまた違う輝きを、彼女は放っていた。色んな感情が大混雑している中、私は喉を枯らすつもりで「フレーフレーフレフレー!」とそらちゃんを応援する。この曲、元々は「そらちゃんからそらともへの応援メッセージ」なのだが、今回のライブでは「そらちゃんからホロライブの後輩達への応援メッセージ」の意味もあったように思う。このように、歌う場面や状況によってさまざまな意味に変化する、そんな「フレーフレーLOVE」という曲が自分は大好きだ。歌い終わった後には少し息を切らしていたそらちゃん。それだけ手抜き遠慮一切なしで全力で歌って踊ったということだろう。ありがとう...。
他の誰でもない、君らしさが大好き。

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・MC④ 百鬼あやめ&大空スバル
あやめちゃんとスバルちゃんが登場し、直前の5人の曲を振り返る。マイネームイズエリートがツボになって踊っている2人がかわいい。あやスバてぇてぇ。「直前のそら先輩、めっちゃ良かったよ...な!?」と唐突に観客を試すお茶目なお嬢。「スバル達アイドルになった気分だ」と話すスバルちゃん。それに対し、会場全体が「アイドルだよ!!!!」と返す。そして「止まらない~?」「「「「ホロライブー!!!」」」のコール&レスポンスをした後、次からはユニットパートであることが明かされる。いよいよライブも大詰め。

7.第五部 ユニットパート〜終演

某アイドル育成ゲームのSSR確定演出を思わせる映像が流れる。通常衣装からアイドル衣装へ。観客全員が待ち望んでいたであろう、アイドル衣装が遂に解禁となる。

㉕「Dream☆Story」 ソロデビュー組
まさかこの曲を豊洲で聴けるとは思わなかった。アイドル衣装を身に纏っている推し達がかわいすぎて泣きそうになっているのをぐっと堪えながら、去年何度もコールの練習をしたこの曲を聴く。サビの「ときのそらだよ!」が「ホロライブだよ!」に変わっているのは、フォロワーのツイートを見るまで全く気が付かなかった...笑。それにしても、この5人が「ホロライブだよ!」と掛け声をかけるのは非常に感慨深いものがある。長い期間個人勢としての活動を続け、ホロライブ所属まで上り詰めたすいちゃん、イノナカという枠組みがあるのも関係してるのか、所属してはいるもののホロライブメンバーとの直接的な繋がりが少なかったAZKiちゃん、はじめはホロライブ所属ではなく1人でVtuber活動を頑張っていたみこちゃん、そしてホロライブという名前がない頃から活動を開始し、今のホロライブを作り上げたそらちゃん、そのそらちゃんに続く形で活動を始めたロボ子さん。そんな子達が、「私たちがホロライブだ!」と胸を張って言えるようになった。先述のように、現地で見ていた時には気が付かなかったことだが、後にタイムシフトで見直している時にボロボロ泣きながら聴いていた。
「あぁほらね、最高でしょ?」最高だなぁ...。

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㉖「夢見る空へ」 1期生
この曲は、とにかく歌詞が良い。「繰り返した一歩がきらめきを繋いで」「憧れへ手を伸ばし 掴み取ったその光が いつの日か また誰かの憧れに変わる 繋げよう」の部分が、自分は特に好きだ。後者に関しては、まさに今回この曲を歌っている一期生のことだろう。憧れ(そらちゃん)へ手を伸ばし...また誰か(2期生、3期生、4期生)の憧れに変わる。メンバーを着実に増やし続け、箱として成長を続けてきたホロライブだからこそ、歌える曲のようにも思える。5人の息の合ったダンスも非常に良かった。それぞれの立ち位置や歌詞のパート分けについては、まつりちゃんが感想配信で詳しく話しているので必聴だ。

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㉗「五等分の気持ち」 2期生
ホロぐらでちらっと流れた某アニメのパロディネタ「五等分の二期生」の伏線がここで回収されるとは思わなかった。そういう細かい文脈までも逃さず一つのエンタメ要素に昇華させてしまうのもホロライブならではといったところか。アイドルを飛び越えて、花嫁にしたいほどの可愛さが5人から溢れていた。横並びになっている5人を見ると、ちょこ先生だけ身長が高いため「お母さんとその娘たち」の図にも見えて、なんだか微笑ましくも思えた。

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㉘「新宝島」 ゲーマーズ
曲名を見た瞬間から大爆笑だった。ここまでのエモい空気などお構いなしに一気にかっさらっていく、その姿勢はさすがゲーマーズとしか言いようがない。自分含め、観客も悪ノリをするかのように大喜び笑。この曲をライブで聴いたのは初めてだったのだが、サビに入った瞬間示し合わせたかのように会場全体で大合唱が始まったのには驚いた。「盛り上がる」という一点においては、今回のライブで一番だったのはここかもしれない。3000人で大合唱をする楽しさというのは、生半可なものではなかった。開幕の振り返る動作や例のステップ、間奏の真顔で棒立ちなど、原曲MVの再現度も無駄に高く、終始笑いが絶えないパフォーマンスで、今なお記憶に焼き付いている部分の一つ。

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㉙「Connecting」 3期生
3期生の5人全員が、3Dで一緒に並んで立って動き、歌い、踊り、生きている。その事実だけで涙が込み上げてくる。一人一人の個性が強い3期生。それは、この歌でも強く出ていた。船長の優しく語りかけるような歌声、るしあちゃんの透き通る歌声、ぺこらのアイドル感たっぷりの歌声、フレアちゃんの力強くも寄りそうような優しい歌声、団長の一生懸命な歌声。しかし、歌声が合わさるとそれぞれの個性が喧嘩し合うことはなく、とても綺麗なハモリを生み出していた。デビューから半年と決して長い時間ではないものの、それでも3期生の絆の強さを感じる歌だった。後にフレアちゃんが語っていた3期生のユニットライブ開催という夢、ぜひ叶ってほしい…。

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㉚「気まぐれメルシィ」 エース3人組
ホロライブを常に先頭で引っ張ってきた3人による「気まぐれメルシィ」。とんでもなく豪華でえげつないこの面子、見た瞬間うおおお...と鳥肌が立ってしまった。この3人が集まってるところなんてこの先見られる機会はあるのだろうか...?パフォーマンスに関しても、「この3人に勝てるわけないだろ!」と言いたくなるほどに完璧。選曲、歌、ダンス、表情、どれをとっても間違いなくこのライブで一番クオリティの高いものだった。これまでにあまりなかったセクシーさを前面に押し出しているのも見どころ。そらちゃんの「抱きしめてよねぇーーー⤵︎⤵︎⤵︎」がめちゃくちゃクセになる。好き。

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・劇場版ホロぐら 穢土転生
3000人と一緒に大画面でホロぐらを見るというのも良き体験だった。何より他の観客と一緒に笑い声を出しながら見られるのが楽しい。あれ?いつもホロぐら見てる時は面白いというより「なんだこれ」感が強いのに...。危うくホロぐらが面白いものだと認めてしまうところだった。まあでも実際のところ、最近のホロぐらは以前のものよりは比較的頭が追いつくものが多い気がする。


・全員が自らの夢を語る -あの夢手にしたい-
みんなの夢については、一つだけ。

「いつか、横浜アリーナでソロライブがしたい」
「今日は、豊洲PITに遊びに来てくれて、ありがとうございます。私は、2017年から活動を始めています。その頃は、全然Vtuberというものも、知られていなくて。本当に、少ない人数の中で、頑張っていました。ですが、皆の『がんばれー!』っていう声が大きくなっていって、こんなにたくさんの仲間に囲まれて、いま、こんなに大きな舞台で、喋ることができるようになって、とっても嬉しいです。これも、こんな素敵な舞台に立つことができているのも、私を支えてくれている、裏方の皆さん、そして、ホロライブの仲間、そして、応援してくださっている皆さんのおかげです。本当に、本当にありがとうございます。でも、私たちの夢は、ここでは終わりません。これからも、皆んなと一緒に歩いていきたいし、もっともっと、楽しいこと、幸せなことを、皆んなと...皆んなと分かち合っていきたいなと思っています。なので、これからも、私たちホロライブを、どうぞよろしくお願いします。これからも、止まらねえぞ~!!!ありがとうございました!」

彼女は、豊洲PITという大きな会場で、活動を始めた時からずっと変わらない、自分の夢を改めて語った。彼女が2年前にこの夢を抱かなかったら、この日の23人の輝きも、「今の」ホロライブも、生まれることはなかった。そう考えると、ありがとうという気持ちでいっぱいになった。これほどの大きな舞台で、この夢を改めて語ったことが意味するものは何か。それは他でもない、自らを鼓舞することだろう。自分の夢は何か。自分自身に改めて言い聞かせる。これからも、こんなにたくさんできた後輩達と一緒に、夢に向かって前に進んでいこう。そういった決意。


㉛「キラメキライダー☆」 出演者全員
大団円。感無量だった。直前のそらちゃん、フブキちゃん、あくあちゃんの語りの流れから「生まれたてのドキドキを響かせよう 最高の時間 最高の仲間と キラメキに乗って」こんな歌詞を歌われたら、泣いてしまうじゃないか。以降の歌詞も、一つ一つがぶっ刺さって、涙腺がどんどん崩壊していく。恐らく全体である程度振り付けは決まってはいたのだろうが、それでも皆んな思い思いに、アイドル衣装を揺らめかせながら楽しそうに踊っている姿には、走馬灯や夢でも見ているのかと思うほどに尊いものを感じた。それどころか、彼女たちが楽しいならば、幸せでいるならば、もうそれ以上に嬉しいことはない...と感傷に浸ってしまうほどに。

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8.エンディング

・「hololive IDOL PROJECT」「hololive 1st fes.ノンストップストーリー」の文字がスクリーンに大きく映し出され、インストverのSSSに乗せて、セットリストが流れ始める。ステージで歌っている人はいないというのに、誰に何を言われるまでもなく、自然とライブ中と変わらない大きな声でコールを打ち始める観客達が本当に最高だった。一人一人抱きしめに行きたい。
そして何よりSpecial Thanksにそれぞれのファンネームを一覧にして映し出す演出があまりにも憎すぎる。ここで泣かない人はいないって...。自分は普段特に大した推し事はできていないのだが、それでも、そんな自分でも、少しでも皆んなの力になれているのかなと思うことができて、嬉しくなった。「おわr.......おわr.............おわらないホロライブ!」という文字が流れた時にはこの日一番といっていいほどの歓声が上がっていた。そして最後のえーちゃんからの言葉は、既に決壊していた涙腺にトドメを刺してくる。えーちゃんも、他の裏方スタッフの皆さんも、ここまでホロライブを支えてくれて本当にありがとう…。


9.総括

とにかく楽しかったし、これからもホロライブを応援し続けようと、決意を新たにすることができた。また、開演前から終演後までずっと、観客それぞれが自分の推しの名前を叫んだり、ペンライトを推しの色に変えて全力で振ったりしてるのを見て、推しはそれぞれ違うかもしれないけど、推しが好きという気持ちは皆んな同じなんだということも改めて実感できた。それぞれのメンバーにそれぞれのファンがいて、色んな想いを持って彼女達を応援している…それはとっても素敵なことだなと思えた。そして何より嬉しいのが、これだけの感動を貰ってもなお「ここからが本当の始まり」ということ。彼女たちの夢は、終わらない。終わらせてはいけない。これからも、自分のできる応援を、続けていこう。ありがとうホロライブ。絶対に止まるんじゃねえぞ!!

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10.考察的な何か


以下は余談的なものになる。考察、というほど大したものではないが、少し思うことがあったので、ここに記すことにする。以前Twitterでもちょろっと似たような内容を呟いたことがあるが、それより少し詳しくしたものを記す。

●SSSとキラメキライダー☆について
率直に言うと、キラメキライダー☆はSSSのアンサーソングなのではないか、ということだ。今回のライブでホロライブ全体曲として、23人全員での披露がなされたこの2曲、歌詞を見比べてみると、SSSは「アイドルを夢見る女の子」を謳った歌であるのに対し、キラメキライダー☆は「アイドルになった女の子」を謳った歌であるように感じる。特にそれが顕著に現れているのがそれぞれのCメロの部分。

Shiny Smily Story
 憧れの舞台立ちたい らしく輝きたい
 時に涙して また笑い合いたい
 同じ未来を見たい あの夢手にしたい
 踏み出そう 奇跡の一歩を


キラメキライダー☆
 歌い続けたいな 踊り続けたいな
 そんな願いやわがままも良いでしょ?
 だって楽しすぎてもう止まらない!
 輝くステージで もっともっと(お願い!)
 ずっと(Go!Yeah!)

 SSSの「憧れの舞台立ちたい...あの夢手にしたい 踏み出そう奇跡の一歩を」=アイドルになりたいという夢が、キラメキライダーでは「歌い続けたい、踊り続けたい...輝くステージでもっともっと」=アイドルで居続けることを願う夢に変わっていることがわかる。ここから導き出されることは何か。


●ライブの中で繰り広げられていた物語
本ライブの構成を振り返ってみると、①最初にSSSを通常衣装の23人で歌い、②次にそれぞれがソロで歌を披露し、③最後にアイドル衣装を着た23人全員がキラメキライダー☆を歌う、という流れになる。この流れを上記のことを踏まえて考えてみると、以下のような物語が感じ取れる。

通常衣装を着た23人がSSS(アイドルを夢見る女の子を謳った歌)を歌う
➡︎23人はまだアイドルを夢見る女の子、の段階

②それぞれがステージに立ち、歌を披露する
➡︎それぞれが普通の女の子からアイドルへと移り変わっていく段階

アイドル衣装を着た23人がキラメキライダー☆(アイドルがアイドルで居続けることを願う歌)を歌う
➡︎23人がアイドルになった段階

・ライブの中で、メンバーそれぞれがアイドルへと成長していく物語のような構成になっているのではないかということが言える。まぁ、だからどうって話ではないのだが、こういう風に捉えるとこのライブが更に感動できるものになるのではないか、と思ったまでのことだ。



本記事はここまでになります。かなりの長文にも関わらず、ここまで読んで下さって本当にありがとうございました!他にもこのライブの素敵な感想記事を書いている方はたくさんいらっしゃいます。いくつか掲載させていただきますので、宜しければそちらも是非ご覧ください。


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