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母と私 認められたかった

母になるときのこと


結婚する前に、妊娠しました。
今の長男です。

24歳半ばくらいだった。
当時の私は
専門学校→社会人→専門学校
学生でした。22歳で学びを追加してました。

当時は、内定取り消し。
という社会情勢にあって、
私自身も、就職前研修に行っていたけれど
内定取り消し。になりました。

確か、卒業前の、秋くらいだったかな。
さぁ、これから再び就活するかな。。。
と思った時に、妊娠がわかった。

元旦那さんと付き合ってる時
この人と結婚する。と思って付き合ってた。
だから、素直に妊娠は嬉しくて
産む一択だった。

自分は、学生。
という立場もあった中で
母に報告すると。

母と姉から
『おろしなさい』と電話がかかってくる。

姉は医療従事者
看護師であり保健師でもある。

『今の医療は、おろしてもまた妊娠できるよ
おろすことをすすめます。』

母と姉からの言葉は
私は一生忘れないと思う。

私は誰に何を言われても
袋の中にいる命を育むことを
選ぼうと思った。
だから、旦那さん(当時は彼)と生きていくことを心に決めた。

私は産む。

頑固と言えば頑固なんだろうな。

私の妊娠をきっかけに
家族がモヤモヤ、バラバラになったように
私は感じてました。

当時は
私の選択を認めてくれなかった
母と姉を恨んでて、
絶対にこの人たちを見返してやる。
そんな気持ちでいた。
苦しくて、悲しくて
『おろしなさい』の言葉だけを私は受け取ってた。


だけど、その背後には
フラフラ自由奔放すぎる私を
心配してくれて
せっかくの新卒のチャンスなのに
ここで仕事を決めなくてまた仕事をすることが
大変になるんじゃないか。

妊娠はいつでもできる。
自分のキャリアはどうするの?
そう思っての、発言だったと
今は捉えてる。
私を想ってくれての、母と姉からの愛だった。
と、私は今は捉えています。


私の妊娠騒動で
味方になってくれたのは
離れた暮らす、父と兄。

紘子の選択を応援する。
と言ってくれた。

本心はわからないけど
きっと、
こいつはしょうがないやつだ。
まーた、やらかした。
自由すぎて危なっかしい。
そう思ってただろうな。笑
知らんけど。笑


安全な道、いわゆる世間一般のレール
を、私はとにかくはずれてはずれて
生きてきた

自由がいい。縛られたくない。
私は私で、やりたいことをやりたいようにやりたい!

上2人の兄弟は、
成績優秀、皆勤賞、推薦、大学院、
返さなくていい奨学金を得られる秀才
そんな2人。

教師の母からしたら
鼻高々なんだと思うよ。

だから余計に苦しかった。
努力しても過程は見ていなくて
結果論で伝えてくる母に
認められるように、
『母は、どう思うだろう』
が、ずっとあった。

褒められたかった。
認められたかった。
頑張ったねって、言われたことあるのかな。私


そんな生き方をしてきた私は
次に
『子育てをするとこで認められたい』
と思うようになっていました。

『絶対に立派に育ててやる』

『結婚式には出席しません。』
姉からはそう言われて
絶縁状態。

母は、どんどん大きくなるお腹に
少しずつ歩み寄りはあった

だけど私の心は
『おろしなさい』がずっと根っこにあって

この子をしっかり育てることで
認めさせてやる。
自分の言った発言を後悔させてやる。
そんなエネルギーで子育てし始めた。

とにかく私は
『ちゃんとしなきゃ』
が強くなりすぎてた。

誰のため?
→自分が母から認められるために。

そこが、根っこにあって
社会の中ででも
お店の中ででも
家の中ででも
ちゃんとしなきゃ。
が、強くなりすぎてた。

全ては私の心の問題で
自分の捉え方が創り出した状況で
その時は、一生懸命に
ちゃんとすることで、子どもを愛してた。

というより
聞き分けのいい子どもを育ててた。

本当に申し訳ないと思う。特に長男。
それでもどんな時でも
私を母と認識して
無償の愛を向けてくれて
どんなに怒っても
どんなに傷つけても
何度でもおかあさんって言ってくれる。

自分がどう生きてきたかは、
息子の人生には関係なくって
息子には息子の人生があるのに

私がこんな気持ちで接していると
息子の人格形成の大切な幼少期は
どうなるんだろ。

その責任の重さと
これまでの自分の子育てに申し訳なさで
いっぱいになる。

躾じゃなくて、おしつけてただけ。
私の幼少期の欠落を
息子を通して満たしていただけ。

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だけどね。
気づいた時から変えられる。
遅くない。
どういう母で在りたい?
どういう人で在りたい?

わたしは、
息子にとって
一番の理解者で
一番の応援団で
1番の味方でありたいです。


だから、これまでは
誰かの目を気にして
自分の価値観を押し付けて
自分の思い通りになること
自分にとって都合のいい子
そんな子育てをしてきた。

これからは、
子どもを尊重すること
応援すること
彼の価値観を理解しようと思うこと
彼の興味に関心を持つこと
今の彼に全力で向き合うこと

これまではごめんなさい。
これからはもっと自分らしく
いてください。
否定してごめんね。
ダメってばかりいってごめんね。
やりたいようにさせてあげられなくて
私の価値観を押し付けてごめんね。

まずは受け止める。から

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どんなに愛を持っても
どんな環境でも
人は、どこかしらに欠落、欠乏していると感じるものがあります

そこを補うまたは、そこを見ないように
そんな人生を追い求める。

私はの場合は
愛と自由、そして自立です。

色々な人生を経験してきて
回り回って、今、ここにだどりつきました。
この先。何か人生において大きなことがあったら
また価値観は変わるかもしれないけど
今の私はここです。

今、11歳、9歳の息子たち
あと何年一緒に居られるかわからないけど
私は色々な立場から
一番近くにいる大人として
何ができるかな?と日々考えてます。

もちろん
我が子だけじゃなく、周りのママたちが
自分の我が子にとって、一番身近にいる大人。

大人になることへの
楽しみも、可能性も、自由さも
人との出逢いやつながりも
うまくいかないことも全部含めて
生きることの楽しさを
私という人を通して伝えていきたい。

経験は財産です。
だから、これまでの自分を否定せず
これまでの自分の選択に自信を持って
そこから得られたことに目を向けて
そんな経験をしてくれた自分にありがとうと
自分を認めて感謝できる人を
増やしていきます。

それが私のやりたいことで、
好きなことで、応援したいこと。

自分、ありがとう。
たくさんの経験を通して
苦しいも楽しいも嬉しいも
どんなときも、乗り越えてきてくれて
感じてきてくれてありがとう。

その時その時で周りの人がいたから
私の今があります

どんな人にも、
どんな出来事にも、
感謝でしかないです。


無理に感謝と捉えることは
しなくていいけれど
少し俯瞰して見れるようになったり
少し冷静になれたら
どう感じるかを心に聞いて見たらいいとおもう。

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いろんな経験をしてきて
私が命をかけてやっていきたいことが
女性の精神的自立と経済的自立を応援すること。
そのために、まずは
過去の出来事を、捉え直しをして
意味付け直しをして、感謝に変えていくこと。

すべて繋がってます。

これを読んでくださったみなさんが
どう捉えて、どう意味づけをするのかは
あなたの自由です。
軽蔑しても、嫌いになっても、無理と思っても
私は自分の道を歩もうと思います。
愛と感謝をこめて。
誰しもが、自分のことを大切に、自分を愛して
自分らしく活きれるように。

最後まで読んでくれてありがとうございます

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