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静かすぎる職場は落ち着かない私は変わっているのか?

静かな職場は苦手だった。
私が気にし過ぎるのかもしれないが、他人の気配があるのに静かだという矛盾が、なんだか違和感だった。
いろんな職場を経験したが、静かすぎる職場こそ、とても落ち着かなかった事を思い出した。


静かなのは良いこと?

もちろん、一人の場合は静かな方が集中できる。
私も一人の時は、しんと静まり返った方が心地よい。
だが、これが大勢の人がいる場所となると、他人の気配を感じながらも静かだというのは、些細な音が気になって仕方ない。

以前の職場は、そこそこの人数(10〜20名)の部屋なのに、とても静かだった。
それこそ他人のタイピングの音はもちろん、体勢を変えるため椅子に座り直す音、ボールペンをカチカチする音、ため息、お腹のなる音、全部、聞こえてしまう。
静かなのはいい事なんだろうか、私はとっても落ち着かない。どうも集中できない。
他人の音が気になって仕方ない。

こんな環境で、みんなは集中できるのか?
私だけなのか?


静かだからこそ響く会話

静かなので、その中での会話はとても響く。
ちょっとした同僚同士の会話も、全てクリアに聞こえてくる。
電話が鳴ろうものなら、その声も響きわたる。
私の耳はその会話内容に全集中してしまう。

これでは全く仕事ができないダメな奴じゃないか。

「だめだ、仕事に集中しなければ」と思ったところで、会話も聞きたくないけど、クリアに響きわたるから聞いてしまう。


他の人の対策方法は?

小声でずっと喋り続けている人がいた。
きっと集中したいのだろう。
そして静寂から抜け出す対策なんだろう。
ざわざわした環境では小声で喋りながら仕事をすると集中できるのは理解できる。
しかし、この静寂の中で小声で喋り続けられると呪文を唱え続けているようにしか思えない。
本人にとっては最善の策なんだろうが、他人に取っては、その小声の内容が耳に入ってきて集中できない。

音楽を聞きながら仕事をする人もいた。
これも他の音に惑わされない方法。
私も単純作業中は音楽をかけ、集中して作業をすることもあった。
ただ、音楽の種類によってはどうしても意識を引っ張られてしまうので、言葉の理解できない曲や、BGMのようなものを好んで聞いて集中していた。


ほどよく、ざわつく環境

防災点検のためオルゴールのBGMが小さな音で流れている日は、こちらの心も穏やかになった。
過度に他人の音に集中する事もない。
複数人いる部屋では、ある程度の音が存在したほうが、静寂すぎることよりも集中しやすかった。
このような静寂な職場では、小さな音量で良いので、音楽を流してほしいと思った。

装置のある部屋にいた時も、程よい機械音が規則的に、生活音のように絶え間なく響いていた。
この音のために、他人の音は聞こえづらくなる。
小声でつぶやいても他人には聞こえないので、私にとっては集中するのに良い環境だった。


結局、私の場合はちょっと騒がしいのが好き

結論としては、ある程度の音が存在したほうが、私は居心地がいい。
周りの気配を気にしすぎているのかもしれない。
でも、やはり気になって集中できない。
ま、あまり向いていなかったんだろうな。
こういう状況での仕事が。
そう思う。
気にならない人には、全く気にならないんだろうから。

もし私と同じ気持ちの人がいるのなら、仲間がいるから安心して、と伝えたい。

自分が他人を気にしすぎる性質なのかな?と、ふと疑問にもなるけど、ま、気にせずに。 
それも自分なんだから。
そう思って、あえて苦手な環境には留まらないようにしている。

可能であるならば音楽を聞いたり、パソコンを持って一人になれる場所で作業したり。
変わっているとか言われるかもしれないけど、そんなことは気にせずに。
心地よくいるためにね。 
自分でいられるために。

私は、他人がいる環境なら、やっぱりコメダなんかで多少ザワザワした雰囲気の中の方が、集中できるんだよな。
あの「ざわざわ感」が好き。


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