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どんな自分も受け入れたい

嫌なことがあった時

自分にとって嫌な出来事があった時、周りの人や環境に文句を言いたくなる。怒りや恨んだり、そんな気持ちでいっぱいの自分がいる。何をしていても、嫌な事ばかり考えてモヤモヤしてしまう。
この気持ちを持ったまま日常を過ごすのは良くない事はわかっている。だから「ポジティブにならなければ」って思ってしまう。

そんなことを言っても現状は辛すぎて、ポジティブになんて考えられない。辛くてしんどくて食事も睡眠もとれない厳しい状況の時だってある。

そんな時は、無理に前向きに考えなくてもいい。
すぐに解決なんてしなくていい。


負の感情を味わうのも必要

「こんな感情を抱いてはダメだ」「こんな自分じゃだめだ」なんて決して思わないでほしい。自分の感情を否定しないでほしい。
その感情を押し殺して無理にポジティブになろうとしても、解決せずに心の奥底にたまった膿は、いつまでも消えずに、ずっとそこに存在する。
そして、機会あるごとに顔を出してくるんだから。

悲しい感情を抱いている気持ち、憎しみや怒りの感情を抱いている気持ちを、自分一人の時にすべて吐き出して、とことん悪態ついて怒りのパワーを炸裂してほしい(一応、人がいないところでこっそりとね・・)。思いっきり、気が済むまで吐き出す。

紙に暴言を書いて破り捨ててもいい。
子供のように声を上げながら泣いてもいい。
仕事だって休めるのなら、休んでもいい。

辛く悲しくて心が弱っているまま無理に頑張る必要はないのだから。十分頑張ったんだもん。
もう頑張らなくていいよ。
そう言って、気の済むまで悲しんだらいい。
ゆっくりと悲しみに向き合ってあげてほしい。


自分を癒やして

一通り感情を吐き出した後、苦しみに耐えていた自分に声をかけてほしい。
「頑張ったね」「つらかったね」「えらかったね」
そして「間違ってないよ」「味方だよ」って自分に寄り添ってほしい。
温かい飲み物を飲んでもいい。大好きな音楽をかけて落ち着いた気分になるのもいい。自分を否定することなく、自分の存在を受け入れてほしい。
そう、悪くはないんだよって。
こんな苦しい悲しい経験を敢えて選んだ自分の魂はなんて勇敢なんだろうって褒めてあげてほしい。
自分にとことん優しく接してあげてほしい。
よく頑張ったよ、って癒やしてあげてほしい。


そして心が落ち着いたのなら、この状況を客観的に見つめてみるといい。

これはただの「不幸な出来事」なのか?
自分にとってはどんな意味があったのか。
自分はどう感じたのか?
そして自分はこれからどうしたいのか?

もしかすると
「新しい事へのきっかけではないのか?」
「何か自分に取ってプラスになる意味があったんじゃないのかな?」
色々見つめ直しているうちに「これはマイナスの出来事」と思っていたけれども「実はチャンスなのかも」って思えてくる時がきっとくる。
いろんな角度から見つめ直していたら、きっとそこまでたどり着けるはず。

そう思えたら、出口はもうすぐ。
もう大丈夫だよ。

偶然の出来事なんてない。
運が悪かったなんてことはない。
これは絶対に必要な出来事で、自分が成長するチャンスだったんだって。
不運な自分を憐れむ事から抜け出し、この出来事があったから私はこちらへ進める、進むんだって心の底から思えたら、もう大丈夫。
よく頑張ったね。もう大丈夫だから。


どんな自分も受け入れて

きっと全てはうまくいくはず。
出来事にプラスの意味を見出す事が出来る自分だもん、あなたはきっと大丈夫。

もし、もう一度つまずいてしまったら、悲しみを受け入れる事から繰り返してほしい。
自分の悲しい気持ちを認め、なぐさめた後に、客観的に出来事を見つめる。
そして良い意味を与えていく。
「大丈夫だよ」
「プラスの出来事だよ」って。

この繰り返しで、あなたはこれから先、どんな問題に出合ったとしても、するりと通り抜ける事ができるはず。
軽やかに前に進む事ができるはず。
だから安心して。
自分を信じて。


悲しみや否定的な考えを「ダメな自分」と否定しないで、全ての感情を受け入れて認める、そんな自分でありたいと思う。
なかなか難しいけれども「どんな自分も愛おしい」と思って、毎日生きていきたいですね。

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