見出し画像

手術前夜 はじめての入院

2020年11月3日文化の日。今日。
人生ではじめて入院しました。
ありがたいことに30歳になるまで病気したこともなく、入院も手術も無縁の人生でした。

ところがまぁ、30歳よ。
もう31歳になっちゃったけど、うん、だからそう30代よ。人生の渋みを噛み締めております今日この頃。

数えで32歳の今年は女性は前厄の年。厄年とかナメてましたわたし。畳み掛けるように数発のボディーブローがきました。

とりあえずは今日からは2泊3日で入院手術!
病名は「子宮頸部高度異形成」
毎年会社の健康診断で受けていた子宮頸がん検査で今年初めて引っかかりました。昨年度までは異常なし。

今年は健康診断結果が届く前に病院から精密検査指示の電話があり、何事かと...。電話では検査結果は伝えられませんでしたが、子宮頸がん検査の結果はHSIL。そこそこ大事でした。

HSILとは子宮頸がん検査で中等度異形成・高度異形成・上皮内がんのいずれかの高度の異常が推定されるという検査結果。

ということですぐに大人しく精密検査へ。
コルポスコピーと呼ばれる検査を行ったのですが、これが地味に痛い。子宮頸部をドクターが確認し異常があるであろう部分の組織を採るんですが、まぁブチっと細胞をちぎり採る感じでびっくりしました。私は2箇所ぶちぶちされました。

そして、このコルポスコピー検査の結果...
「子宮頸部高度異形成です」と診断確定されてしまい、円錐切除術という手術が必要ということで本日入院に至っております。

円錐切除術とは、子宮頸部の異常が認められる部分を円錐状に電気メス等で切り取る手術です。

じつはわたし某保険会社で事務方のお仕事などをしており、保険の告知でよく目にしていたんです。この「子宮頸部高度異形成」の病名と「円錐切除術」という術名。
なので聞き慣れたワードであり、保険会社勤務なので癌関係の勉強なんかもしてきており、20〜30代でもけっこう罹患している病気で、円錐切除術を受ければ高確率で癌化を防ぐことが出来て、保険医務的にもそこまで重くない!っていう認識だったんですよね。

なのに、ドクターに手術が必要って言われて思わず「え...手術って絶対必要ですか?」とわかりきったことを訊いてしまいました。
「まさか自分が」ってやつですね。病気の知識があっても狼狽えました。部位も部位なので。
手術して切り取った細胞が万が一、進行してて癌化していたら子宮全摘出の可能性もあるんですよね。その辺りの知識があるのに、恥ずかしながら自分ごとになって初めて「え、めちゃくちゃヤバい病気やん」と痛感致しました。

もちろんドクターには「手術しなければ、癌化して死ぬからね」と一言ぴしゃり。わかりきったこと訊いてごめんなさいという心境でした。

この診断確定をしたのが9月末。本当はもう少し早く手術を受けたかったのですが、10月末に自分の結婚式がありまして(コロナで2回延期済み)、結婚式が終わるのを待って本日入院、明日手術となりました。人生山あり谷ありですね。

病院のドクターも看護師さんたちもとても優しくて癌化してる細胞あったらどうしよう!と不安を滲ませるわたしに満面の笑顔で「大丈夫!まずは結婚式のことだけ考えて準備無理せずに頑張ってね」と言って下さって涙でした。
ええ方々やでほんま。

そしてドクター達の言葉を素直に鵜呑みにして、仕事しつつ結婚式のことだけ考えていたら、不安も心配もどこかに飛んでいきまして...
今も明日手術という実感ゼロだったりします。

コロナのせいで病院は一切面会等禁止で、旦那も親も病室に来れなくて寂しい...
とは全くならず、個室で家事と仕事から解放された1人時間を満喫しております。
夫婦共働きかつ医療保険も入っているので、差額ベッド代なんて気にせず、快適さを求めて個室一択でした。こういう時、ほんと仕事続けててよかったと思いますね。旦那に何も気兼ねせず選択が出来るのは共働きのメリットかもしれません。

…と話がそれましたが
はじめての入院、そしてそこそこ重めの病気の手術前夜とは思えぬ平常心ぷりです。何とかなるだろう精神なのかなんなのか。

いい感じに眠気がやってきましたし、つらつら書いているとキリがなさそうなのでそろそろお休みして、明日の手術に備えようと思います。ここまで読んで下さった方がいらっしゃいましたら本当にありがとうございます。
おやすみなさい*

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?