鎌倉旅行記　さくらとの駆け引き

電車に乗って鎌倉に行った。
ロングブーツで行った。
意外と足ヘーキだった。

桜はまだ咲いていなくて、私たちの期待をとことん裏切る。けどそれって恋の駆け引きみたいだなって、ちょっと思った。今までは待ち合わせに遅れず来てくれていた彼女が、突然姿を消したみたいに。どきどきと鳴る桜色の心は、日本人の可愛さそのものだ。
さくらはまだ来ないのに、「あつい」って単語が飛び交っちゃった今日。
鎌倉は初めて行く場所で、「浅草とどーせ変わらないだろーなー」とか思ってたけど、全然違くて。
まず、アートの雰囲気が好きだった。アクセサリーを作ったり、小さい服屋、カフェ、人は賑わっていたけど、静かに感じる作家やデザイナーの想いが伝わってなんか良かった。
昔の建物や作品も色々みたけど、鎌倉のお寺は建築可愛くてディズニーみたい。
鶴岡八幡宮の入り口前には、咲いてない桜並木が連なっていて、咲く日を想いながら歩いた。すきっぷで！
住宅街の建物も全部素敵だった。
海沿いの家は全てヘンテコリンで、日常がこれだったらどんだけいいことでしょうって思うくらい空間が完璧！
気になるご飯全部食べて、

帰った。十分好きな街だった。
写真は、鎌倉駅から1番近い海に落書きした、カバオくんとおでんくんの夢の共演である。