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ぴぴぷる
2019年11月18日 23:59
ひろい海の上で、ゆっくりと観覧車はまわっていた。どこを眺めても綺麗な水平線がみえて、それが寂しかったり、救いだったりもした。*それはほんとうにゆっくりまわっていた。1周まわるのに1日はかかるものだった。窓が開けられることに気づいたのも、とにかくすることがないからだった。ひどくおなかが空いていたのと、だれかと話がしたくって、わたしはあたりのカモメに言葉をなげた。「ねぇ、おなかがすいた