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年齢で諦めてしまうこと・諦めなくて良いこと

私の母が若い頃は女の結婚をクリスマスのケーキに例えたらしい。25歳を過ぎて独身だと売れ残りと言われる。そんな時代だった。
現在は30歳を目前に多くの女性は結婚を意識し焦ると言われている。妊娠出産も考えるとこの辺りになってしまうのかもしれない。

転職も大体30歳が一種のボーダーラインになっているように感じる。求人票を眺めていても「若年者の雇用促進のため29歳まで」なんて文言を見かける。また、公務員試験の年齢制限も30歳前後のところが多い。

ファッションも化粧も持ち物も振る舞いも「年相応」を求められる。誰が何を目的に求めているのかは分からないが、なんかそういう感じになっている。実年齢より若い格好や無茶な行動をした人が「良い年して…!」みたいなことを言われたりしているのを目にすることがある。

このように、年齢による制限、暗黙の了解は至る所に存在し、年を重ねるほど出来ることややっても良いことは減って行くように見える。(堅実に生きていれば何も言われない。)

あくまでそう見えるだけで実際はそんなことはない。逆に年を重ねたからこそ出来るようになることや見えるものもあるだろう。年齢制限が明記されているものもあるが、そうでないものもある。 
好きなことを好きなようにやれば良い。

ただ、小さい頃からあまりにも「良い年をして」や「“まだ”若いから大丈夫」、「“もう”若くないから」と言った言葉を聴き続けてきたので、ある一定の年齢を過ぎたら諦めなければならないことが増えるのだと思っていた。

新しいことに挑戦したり、苦手を克服したり、夢や目標を追い続けたり。
そういったものはある一定の年齢までだと思っていた。

そう思っていたが、ある一定の年齢を超えても新しいことに挑戦し、苦手を克服し、夢や目標を追い続けている人達が現にいることを知る。
そしてこの約3年間、その2人の姿を見続けていたら「何かをするのに年齢は関係なくない?」と思えるようになってきた。

漫才コンビ三拍子の高倉さん(41)と久保さん(もうすぐ41)の2人。

“2022年8月5日、三拍子が結成20周年記念単独ライブ『ラストチャンスと言わないで』を開催する。会場であるよみうりホールの座席数は、1,100。これまでの単独ライブは「200席キャパが最大」という三拍子にとって、大きなチャレンジとなる。”
“今回の単独ライブに留まらず、2026年に「武道館で単独ライブ開催」を目標に掲げる三拍子。その原動力とはなんなのか、そして“今”チャレンジするのはなぜなのか、話を聞いた。”

WLUCK  PARKより

上の記事にある20周年単独ライブは大成功をおさめた。更に三拍子としての挑戦はこの先も続く。

他にも自動車免許を取得したり

初めての演劇の舞台に挑戦したり
(これまで演技が下手だとか苦手だとかいう話をしていた)

他にも色々とあるが、2人の活動を見たり話を聞いていると、年齢を理由にやりたいことをやる前から諦めてしまうのは勿体無いなと思うようにもなった。

特に8月の単独ライブに関してはそこに至るまでの紆余曲折や困難を(見せてもらえる範囲で)見た上での大成功だったので、より強い感銘を受けた。

私以外にもそういう人はたくさんいると思う。

2人の姿を見て「(諦めていたけど)あと一歩踏み出してみよう」とか「(もう無理だと思っていたけど)あともう少しだけ頑張ってみよう」と背中を押された人は大勢いるのではないだろうか。

大なり小なり、みんな何かを諦めて妥協して折り合いをつけて生きている。

諦めずに何かを追い続けたり、何かを新しく始めることはある程度の勇気がいる。

その勇気を2人からもらえたんじゃないだろうか。

少なくとも、私は。

(note毎日投稿チャレンジ2日目)


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