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三拍子『聴く漫才』備忘録@Radiotalk

2021年、5月最後の金曜日と6月最初の土曜日に音声配信アプリRadiotalkにて音だけで楽しむ2つのイベントが開催された。前者は笑い、後者は音楽。どちらもイヤホン越しに強い熱量を感じ、あっという間に時間が過ぎ去って行った。
声だけでも大勢の人々を楽しませ熱狂させた三拍子とRYO TAKAKURA(※三拍子高倉さんの音楽名義)さんが作り上げた音のイベントを備忘録として文章で残したいと思う。まずは『聴く漫才』から。

5/28(金) 
三拍子のRadio 単独 Live『聴く漫才』
6/5(土)
Ryo Takakura『音TAKAKULIVE』

三拍子のRadio 単独 Live『聴く漫才』

開催日時:
5/28(金)19:30-21:20(予定では21:00終了)
出演:三拍子
前説:さんぽ とみやん
料金:無料
配信媒体:Radiotalk

①前説

配信開始の通知が来て入室するとRYO TAKAKURA『Beach Queen』と誰かの指パッチンが聞こえる。
「さあ、単独ライブの始まりでございます。」
三拍子の自宅単独ライブ『漫ROOM』の時のように高倉さんの同居人でお笑いコンビ さんぽのとみやんによる前説から始まった。
前説と言いつつも高倉さんや久保さんの話し声が聞こえ、久保さんがRadiotalkのアプリをダウンロードしていたことが明かされる。
このRadiotalkにはチャット機能と「ギフト」と言うLINEスタンプのようなものを送る投げ銭機能があるのだが、前説の段階から大量のギフトが送り続けられていた。
中でも多く見られたのが、このイベントのために作られた1日限定の特別ギフト。

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リスナーのみんなで送り続けていたら「まだ面白いこと言ってないのにね(by高倉さん)」「ツボが浅いんですよ(byとみやん)」と突っ込まれてしまった。待ち続けていたテンションが溢れ出てしまった結果なので許してほしい。

②オープニングトーク

RYO TAKAKURA「目玉バキバキ男と蝶ネクタイ木男」のイントロと共にいよいよ『聴く漫才』が始まる。
前説でも既に三拍子の2人は喋っていたが、この出囃子と「どうもーよろしくお願いします。三拍子でございます。」を聴くと、いよいよ始まったんだと言う気持ちになる。
オープニングトークでは久保さんが高倉さんの早朝生配信「朝たかくらじお」を聞いていることや、高倉さんが久保さんの「サンデーライオンズ」を聞いていること、久保さんは高倉さんの逆をやりがちなこと(例:久保さんの結婚記念日と高倉さんの離婚記念日が同日)などが語られる。
「久保さんがボケてる時はトーク、きっちり突っ込んでる時は漫才」と言うトークと漫才の聞き分け方のレクチャーを受けると流れるように自己紹介の漫才へ。

↑朝たかくらじおについて書いた記事。

③自己紹介の漫才

三拍子には「自己紹介漫才」と言う漫才があるのだが、今回はそれとは異なり三拍子を初めて知る(聴く)人に三拍子が何者かを伝える為の漫才。

※これが自己紹介漫才
百聞は一見に如かずなのでとりあえず見てほしい↓

芸歴20年であることや2人の出身校である東京アナウンス学院や所属事務所のサンミュージックについて、また出場してきた賞レースなどを漫才形式で伝える。これがすごくおもしろい。こんなに笑いながら自己紹介を聞いたのは初めてかもしれない。
三拍子は東京全市区町村をロケして紹介する「漫才珍道中」やニュースで聞く用語などをお題にした「知る漫才」、また調剤薬局の機能やサービスを紹介するアイセイ薬局の「薬局あるある漫才シリーズ」など、笑いと共に何かをわかりやすく伝える漫才を数多く生み出しているのだが、今回の自己紹介の漫才を聞いて本当になんでも漫才で説明できるんだと思った。この世の分かりにくいけど知っておいた方が良いこと全部漫才にしてほしい。

なお、この漫才では音しか聞こえないのに体で表現する漫才も交えており、そこがまた想像力を掻き立てられておもしろかった。音の大小で遠ざかったり近づいたりしている姿が頭に思い浮かぶ。
上に貼ったTik Tok内にもある自己紹介漫才のネタがところどころ織り交ぜられており、知っている人は「これあの時の…!」と気付ける楽しさもあった。

④時事漫才

続く時事漫才では自己紹介の漫才でやったネタも少し挟みつつ「政府喫茶」を披露。
この漫才は毎週月曜日のYoutube生配信番組『生漫DAY』でも披露されたが、今回は音だけと言うことで高倉さんの喋り方が特徴的になっていてYoutube版とは雰囲気が違っていた。より聞きやすくなっていたように思う。
一度映像で見ているので聞いているとその時の映像が思い浮かんでしまうのだが、初めての人達はどんな風に聞こえていたのか気になる。
元々好きな漫才だったが、聴く漫才版もとてもおもしろかった。

なおYoutube版は5/11公開、「聴く漫才」はその約2週間後に開催されたのだが、どちらも冒頭で緊急事態宣言延長に触れている。
(延長は)もーーーーーーーーーう良いよ!!

Youtube版↓

⑤フリートーク

「なげえよ。バカなの。長すぎるだろ。」
漫才終わり最初の久保さんのツッコミ。
1時間半予定のライブだったが、この時点で34分程が経過。累計リスナー数は約260名(出たり入ったりしている人の数)、同時リスナー数(現在聞いている人の数)は約180名。普段の単独ライブより多くの人が聞いているとのことだった。
ここで改めてライブの説明。目標スコア(ライブ配信の成績のようなもの。投げられたギフトの数やコメント数、リスナー数などに応じて増える。)の5万を達成したら第2回をやろうと言うことだったが、なんとこの時点で7万5000を超える。第2回開催決定。リスナーのテンションが更に上がり、最終的にスコアは16万を超えた。
フリートークではいつもよりテンション高めの久保さんが高倉さんとお互いにボケたり突っ込んだり、ボケにボケで返したりしていて、そう言う漫才のようでおもしろかった。

⑥ラジオ漫才

私がとても好きな漫才。
最初から最後までおもしろくて笑いが止まらなくなり、中でもとある部分がツボにハマり翌日も思い出したり文字を読むだけで発作のように笑ってしまう現象が起きるほどだった。聴く漫才から2週間以上経つ今でも思い出すと少し笑うので多分そういう病気です。
声だけでここまで笑わせることが出来るとは一体どういうことなのだろうか。
結構長めの漫才だったが、最後の方は「終わらないでー」と思う程におもしろかった。また聴きたい。

⑦過去漫才3本

RYO TAKAKURA「Beach Queen」のBGMが流れると過去漫才が始まる。
1本だけかと思いきや、なんと3本。贅沢。
全てYoutubeにも公開されているが、音だけで聞くとまた新鮮に感じる。
余談だが、漫才中に出て来る単語(動物や食べ物)に合ったギフトを送るのも楽しかった。

⑧リスナー参加型企画

漫才が終わった時点でもう1時間20分が経過。
信じられない程に時間があっという間に過ぎ去って行く。それほどおもしろくて集中して聴いていたと言うことだと思う。
予告されていたリスナー参加型の企画として「即興クイズ漫才」を行った。
高倉さんがクイズを出題し、久保さんがチャット欄から適当な単語を選び、高倉さんがその単語に正解を寄せるというもの。
サラっと説明してしまったが単語を聞いて瞬時にクイズの内容を答えに合わせていくので相当すごいことをしている。なお、クイズの内容は単語ごとに全て異なる。
実はこれ、年末に開催された高倉さんのRadiotalk2万スコアチャレンジ(※後述)でもやったことがある。その時も勿論おもしろかったのだが、今回は久保さんのツッコミ付。更に楽しかった。
今までに見たことがない程の速さでチャットが流れて行き、高倉さんのスマホでは一時コメントが止まる不具合が起きてしまう程だった。
途中で一回パスが出るものの15個以上の単語でクイズ漫才が作られ、21時を迎える。

⑨エンディング

名残惜しいがエンディング。第2回目開催決定と言うことでやりたい企画などが話される。
会話の中でオープニングやフリートークで聞いた言葉やラジオ漫才のネタが次々と登場し、約110分間の「聴く漫才」全てが一つの漫才のようだった。
とみやんも自然に参加していて3人が楽しそうに話している様子はイヤホンを通じてこちらも楽しい気持ちにさせてくれた。ありがとう。
最後はリスナーの応援ランキングTOP10を発表し上位5名には罵詈雑言(久保さん談)が収録されたオリジナル音声が贈られることや、修学旅行の思い出、告知等などが話されて終幕…。
と、思いきや終わりの挨拶をしてエンディングBGMのRYO TAKAKURA「I am a money man」が流れてもギフトが止まらない。
「ギフト止めてください。」と言うRadiotalkのトーカーさんが誰も言ったことがないであろう台詞まで出てしまう。
(しかしBGMの歌詞は「おかねおーかーねーお金がほしいー」ほんとの気持ちは?)
流れ続けるギフトの中、「5秒前、4、3、2、1、ばいばーーい!!」のカウントダウンで配信は閉じられた。

余韻と期待と

『聴く漫才』終了後に収録されたトーク。2人の(特に久保さんの)テンションがとても高い。

翌朝の「朝たかくらじお」では高倉さんが漫才ズハイ(もしくはモンスターズハイ)になって眠れなくなったという話をしていた。

無論、リスナーも三拍子ズハイ。その晩は中々寝付けないし翌日も興奮は続く。日曜日まで公開されていたアーカイブは何度も聞き返したし、月曜日は仕事中に思い出してマスクの中でニヤけた。
三拍子の単独ライブは生も配信も余韻が続く。今までの配信は映像込みだったが今回は音声のみ。それでもこの熱量と余韻。
生、映像付き配信、音声のみの配信とそれぞれ異なるが、それぞれに良さがあり楽しさがある。
正直に言うと一番見に行きたいのは生の単独ライブだし、あの迫力と熱狂と響きは半年経つ今でも心に残っている。 (カレンダーを見たら年末の単独ライブ「漫密2020」から今日でちょうど半年だった。月日が経つのは早い。)
とは言え、単独ライブに行くことが難しい人でも楽しむことが出来て、三拍子のことをまだよく知らない人でも気軽に参加出来るので配信は見る/聴く側にとって大変有難い。

さて、そんな「聴く漫才」は日時は未定だが第2回開催が決定している。今からとても楽しみだ。

去年1年間、三拍子の様々な配信を見続けて全てがおもしろかった。そこから「三拍子や高倉さんが作るものは全部おもしろいんだ。」と言う確信にも似た期待を持ち、イベントやライブの配信チケットが発売されれば迷わず購入するようになった。

年末には高倉さんがRadiotalkで2万スコアチャレンジと言うものを行った。
Radiotalk内で知り合ったお喋りピエロさん、さがみ若竹センターさんと言うトーカーさん達とRadiotalk本社で公開収録をするために各組がライブ配信で2万スコア獲得に挑戦すると言うものだ。
12月の第1週にさがみ若竹センターさん、2週目にお喋りピエロさん(泥沼アワー)が挑戦し見事に2組とも挑戦をクリア。3週目が高倉さんだった。

それまでにも高倉さん単独の映像配信は見たことがあったが、音声のみのイベント配信はその時が初めてだった。どんなことをするのか想像も出来なかったが、歌ありトークあり、リスナー参加型の企画(即興クイズ漫才や逆漫才クイズ、ASMRクイズを行った)の休憩なしの3時間。当時の私はこんなツイートをするくらい楽しんでいたらしいです。

想像以上に熱くて楽しくて最高の時間だった
声だけでもこんなに不特定多数の人を笑顔に出来るんだって感動しちゃった
どこまでも一緒に歩いて行く!!(by 2020年12月20日午前0時過ぎの私)

2万スコアチャレンジ後のたかくらじお↓

この時に「高倉さんが作るものは音声だけでも全部おもしろいんだ。すごい。」と気が付いた。
そして今回、久保さんが加わって三拍子としての初の音声生配信単独ライブ。おもしろいに決まっているのだが、想像をはるかに超えるおもしろさだった。(三拍子関連のnoteを書くようになってからもうすぐ1年経つのだが毎回「想像を超えた」と書いている気がする。)

だから第2回『聴く漫才』も今から楽しみ。

まだまだ推ささっちゃいますね。(不可幸力で推してしまうの意。)

第1回「聴く漫才」開催発表時の生配信アーカイブ
https://radiotalk.page.link/CmD2Jn8yaWkrWbsn7

いつも楽しい時間をありがとうございます。










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