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IT chapter2

IT chapter2 観ました。
ネタバレ含む感想を書き殴らせていただきます。

早速ですが、私、なんでホラー映画でボロ泣きしているんでしょうか?

1のときは何も考えず、怖がったり笑ったりときめいたりできたのですが、
なんですか...しんどい以外の感情が思い浮かびません...

2年前、ITのハマった後、狂ったようにITについて調べました。それに付随してスティーブン・キング原作の他作品も観たり、読んだりしました。

Chapter2に関して、ネタバレも多少食らっていたので大丈夫だろうと高を括っていたのがよくありませんでした。
そもそも私はITの登場人物でベンとリッチーがすごく好きだったのですが、その二人に訪れる結末の対比がとても悲しくて切なくて....…

私はずっとベンはべバリーとくっついて欲しいと思っていたので本当に本当にベンの想いがベバリーに通じた時は心から嬉しかったです。
ベンはIT1の最後の戦い以降、27年間、結婚せずに彼女を想い続けたと思うと、泣けてきます。
ベン、あんたどんだけ一途なんだ!!
記憶も町から離れると薄れるはずなのに…
(ビリーは浮気をしないで奥さんを大事にしてくれ…!!)
あの美しい詩を送ったのがビリーではなく、彼であることをべバリーが知ってくれて本当に良かった。末永くお幸せに!!!!!


しかし、私はリッチーの気持ちには全く気づいていませんでした。
ペニーワイズが「お前のやましい秘密を知っている」とリッチーに迫るシーンがありました。
ゲームセンターのシーンの様子からその秘密とは”リッチーが同性愛者であり、それに関しての何らかの秘密を抱えている”とは薄々感じていたのですが、そこまで深刻には考えていませんでしたし、その後のシーンではリッチーは変わらずジョークをかまし、いつもと変わらない様子で“あぁ、大丈夫だ”と漠然と思っていました。

最終決戦でエディが自分を守ったあと、死んでしまう時までは....

彼もベンと同じく、27年間エディを想っていたのでしょう。結婚していないのはそう言うことだったのね…
エディを奮い立たせたのも彼ですし、確かに思い返すと誰よりも仲が良かったようにも思えます。
本当に好きだったのだけれど、妻もいるエディとは恋人同士の関係にになれないことを理解し、想いを伝えず、彼はエディの最期の瞬間まで一番の友達でいようと決めたのだと思うと、胸が苦しくてたまりませんでした。あぁ…リッチー…
エディの死を受け入れられないのも、大人2人がかりで引き剥がそうとしてもその場から離れないのもエディを誰よりも好きだったからだと思うと.....
あれ?頬に伝うものは何?拭いたはずなのに次から次へと流れていく...なんで...?
湖のシーンも、1人で2人のイニシャルを彫った橋へ行くシーンも涙が溢れて仕方がなかったです。

それにスタンの決意の手紙(遺書ではない)のシーンもあったので、久しぶりに映画館でボロボロと泣いてしまいました。
エンドロール中もずっと放心状態でした。

ペニーワイズの変顔がパワーアップしてた!!とかリッチーの下ネタがパワーアップしてた!!とか他にも感想として書きたいことあったのに…...ちょっと疑問に感じたこともいくつかあったはずなのに....リッチー・トージア......あなたって人は......私、ただの下ネタおちゃらけ野郎だと思っていたよ……

ハッピーエンド至上主義というわけではないですが、久しぶりに心にくるものがありました。
その後のリッチーの幸せを願って、強く生きていこうと思います。

最後に、べバリーはさっさと暴力振るう旦那と別れる法的手続きをしてベンと幸せになるんだぞ!!!!!
あと、マイクは本当によく頑張ったと思うよ!!!!

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