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やっぱり”L'Arc-en-Ciel”は私の原点だった話

鬱病治療、無期限金欠。

思うように、だいすきなひとたちを”推す”ことができないでいた。


小学生のころからずっとだいすきな、L’Arc-en-Ciel

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4年半ぶりの新曲、『ミライ』のリリースが決まって、泣くほど喜んだけど、

たった、255円の配信曲を購入するのにも、親への申し訳なさを感じる生活。


そっと、ぽちっと購入して、心が少し傷んだけれど、

再生してみたら、やさしさ、あたたかさがあふれる音楽に、心がすぐに潤った。



そして、

結構急な日取りで、『L'APPY BIRTHDAY!』と名付けられた30th記念LIVEを、コロナ禍のさなかに行うことを発表した彼ら。

自分自身は行けないことが確定していながらも、開催されることに対しては結構不安だった。

言い聞かせるように、記事には書いたけれど。


、、、、、、開催された模様は、Twitterなどで情報を得ていた。

当日まで、参加者の体調をアプリか何かで日々報告するシステムにしたり、

客席から大声が出せないことを受けて、鈴やカスタネットなどの鳴り物楽器を持ち込み可能にしたり。


LIVE中も、いつもなら客席にコーラスを求める部分を

「今日は俺に任せろ!」

と、ボーカルのhydeさんが力いっぱい歌ったり。

リーダーのてっちゃんことtetsuyaさんが、本当はもっとたくさん考えていたことがあったということを、hydeさんがMCで伝えてくれたり。


とにかく、無事に終えられた、開催できた、メンバー4人が元気でいてくれたことが、何よりだ。

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(長いことロングヘアだったyukihiroさんがついに髪を切ったのはビッグニュース。短髪の彼がすきなのでうれしい。)





そして、

LIVEから2週間後。



いちばん、私が待ち望んだ報告が。





、、、、、、これが、私の令和でいちばんうれしいお知らせだった。



よかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、、、、、、、、、、、




これは、メンバー、スタッフ、そして、参加したドエル(L’Arc-en-Cielのファン)さん全員で成し遂げた成功だと思う。

本当によかった。

参加していないけれど、私まで誇らしかった。





さらに。



、、、、、、こんなことが始まり、



、、、、、、もう、狂喜乱舞。


Mステ、そう、あのミュージックステーションに、

L’Arc-en-Cielがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!




年末のスーパーライブをのぞく、レギュラー放送回の出演は、

9年4ヶ月ぶり。



、、、、、、私、まだ鬱病になる前だった。





興奮のし過ぎは、ネガティブなときのパニックくらい心に負担がかかる。


大丈夫だろうか。

TV前に、座って観ていられるだろうか。

そういう不安があった。


そして、

母の、父に対しての当たりが強くなっていて、父が家にいる朝晩、かなり私の心はかき乱され不安定、正直狂いそうな日々が続いた。

iTunesに入れた『ミライ』をできるだけ大音量で流し、両親のいざこざの声をかき消して。

雑音をかき消すための音楽じゃないのに、、、と思いながらも、必死にすがった。



そういう日々を潜り抜けて迎えた、Mステの日だった。




、、、、、、あ、そうか、L’Arc-en-Cielが階段を下りてはこないのか。

とか、

最近いろいろ変わったMステの仕様に、私の脳内ではL’Arc-en-Cielがなかなか収まらない。



6月18日、21時。



ついに、地上波で、動くL’Arc-en-Cielに逢えた私。



アクリルで仕切られた場所に、タモリさんの隣に、

hydeさんも、てっちゃんも、けんちゃんも、ゆきーろさん(ああ!短髪だーーーーーーーーーーーーー!!!!!)も、よいこで立っていた。


「あのティッシュがなくなったんで」

とてっちゃん。

デザインが、以前出演回と変わったことにも並木アナに触れてもらった。



視聴者投票の結果が、過去の映像とともに紹介されたり、Mステ初出演のときの映像が流れたり。

ワイプで、過去の自分の姿を観て恥ずかしそうにしているhydeさんが愛おしい。

なぜか、いつワイプに映ってもずーっと真横を向いているゆきーろ。

髪型をアップにし、キメキメで珍しいけんちゃん。『極主夫道』という漫画の登場人物に似ているとファンに言われていた。

いつ映っても、やさしい王子様のてっちゃん。



L’Arc-en-Cielはこの日のトリ。

ステージにスタンバイした状態で

「続いてはL’Arc-en-Cielでーす」

と紹介され


「おねがいしまーす」


、、、、、、あ!

無口なゆきーろ含め、全員がマイクを持って挨拶しているぞ!


わー、Mステだね、すごいね、、、、、、




「今までの出演で印象に残っていることはありますか」

と質問を受け、答えたのはけんちゃん。

「マライアキャリーと共演した際、隣にいたが光がまぶしかった(ライトをものすごい量浴びている映像が流れた)、俺もいつかああいう光を出せれば」

、、、、、、次回、ライトをもらおうか。笑

それにしても髪型、キメキメすぎる。笑


けんちゃんの相変わらずな明るさにも救われた。



そして。いよいよ。



TVから、L’Arc-en-Cielが動いて、演奏しているのが流れてくる。


今、ここに、このまばゆい画面の目の前にいられる喜び。


心の影響で耳も目も受け付けなくて、だいすきなL’Arc-en-Cielが観られない時期もあったのだ。



hydeさんは、大きな目と、その小さな体で、愛情を、歌声と、目力と、手を差し出したりするしぐさ、表情、すべてに乗せて伝えてくれる。

愛らしく、やさしく、力強く。


けんちゃんの、おなじみガニ股奏法。

てっちゃんの、やさしいコーラス付きのベース。

淡々とドラムでリズムを刻むゆきーろ。



4人が、新しい曲を演奏している。



なんて、しあわせなんだろう。





今虹が架かり ひとつにつながる

君は頬をつねって 「夢じゃない」

、、、、、、、、、、、



頬をつねるしぐさ、希望の虹。


やさしさがあふれる、しあわせなこの時間に、





突然の現実。




ここで、




後ろで観ていた、



、、、、、、、、、、父が、屁を。






ひ、、、、、、ひどい、、、、、、、、、、、


言葉が出ない、、、、、、、、




録画しておいてよかった、、、、、、、、、




この、またとない貴重な瞬間の最後に、こんな大オチが待っていようとは。



、、、、、、、頼んでない!!!!!






あーあ。


こんなだから母に言われるんだ、、、、、、




がっかりだった。



でも、次の日、また観て記憶はリセットした。





私は、どんなに彼らがすきでも、今、お金がかけられない。

逢いに行くためのいろいろなものも、伴わない。



地上波で演奏してくれることが、今は特にいちばんの喜びだったりする。




うまく”推し”を推せないストレスで、音楽よりもお笑いにハマってみたりしているけれど、

やっぱり、どんなものも、L’Arc-en-Cielには敵わない。


あれから、『ミライ』をひたすら聴いて、耳コピピアノしてみようとしているし、エンドレス再生して、苦しい時間も耐えてがんばっている。


やっぱり、私にはL’Arc-en-Cielが必要で、たいせつだ。

だいすきだ。



無事に新しいティッシュをゲットしたてっちゃん。


そして、歌詞をよく間違えることを自虐にしているhydeさんは、本番前、Instagramのアンケート機能で

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こんなことを。


結果を知って、

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激おこhydeまる。

かわいい。


そして、

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楽屋で、アフターMステのサイン色紙に、虹を書いているhydeさん。


彼は色弱さん。

識別しにくい中、もともとペンの色にない紫まで、混ぜて描いてくれて、、、、、、


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わざとその虹にかぶせてサインを書いているけんちゃんも、邪魔しないように書いているてっちゃん、ゆきーろも、みんなすき。

(こういう表現、きっとファン以外に伝わらないかもしれないわかっているけれど言わせてください)






時系列は戻るけれど。


ある日の読売新聞に、素敵すぎるL’Arc-en-Cielの広告が掲載された。


「虹を架けよう。何度でも。」


あの5月29日、0時の、

#ラルクノミライ

の発表のときと同じ文章が、裏と表に。


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片面は、代表曲『虹』の曲中のセリフ部分。


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もう片面は、#ラルクノミライ のために加わった言葉。



空へかざすと、ひとつになる。

きれいな、虹が架かる。

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みんなが、空を見上げたんだ。


見えないけれど、ここに、虹を見たんだ。


上を向けたんだ。




ダイレクトには言葉にしないけれど、こういう粋なやり方で、さりげなく、あったかーーーーーい愛情、希望、やさしさをファンにくれるのが、

私のだいすきな、L’Arc-en-Ciel。




今、WOWOWで過去のLIVE配信を観られる30thコラボにも参加できていないし、

LIVEに行けないのはもちろんグッズも買えない、

上記の読売新聞すら買えなかった私。


でも、

ついにシングルCDとしても発売が決定した配信中の新曲『ミライ』は、

500円玉貯金など、秘めているお金で、購入を考えている。


L’Arc-en-Cielの、CDはほしい。

絶対に、宝物になるから。




L’Arc-en-CielのCDを買うと、キラキラした気持ちになる。

小学生の時から変わらない、あの気持ちに。

8㎝CDだったころから変わらない、あのわくわく感。



私は、やっぱりL’Arc-en-Cielがすきだった。


これからも。



興奮しすぎて苦しくなったり、体調がついてこなかったり、金銭面とか、いろいろなことがあっても、

すきなことには変わりない。


L’Arc-en-CielがMステに出る。

L’Arc-en-CielがCDを発売する。


この、なんとも形容できない気持ちは、23年経っても変わらない。





私のこの先の未来が明るいかどうかはわからないけれど、

どんなときも、その存在が支えてくれている。



この先、どんなものを、どんなひとをすきになろうとも、

結局、L’Arc-en-Cielは、ずっと愛し続けていく。

「ラルクはおうち」

と、誰かが言っていたけれど、本当にそれなのだ。



ありがとう。



私は、

L’Arc-en-Cielがだいすきだ。



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今や、この形のサイリュームなんて使われていなくて、L’edライトとか、ポンチョに何か光るとか、何年も前からそういう演出に切り替わっているL’Arc-en-CielのLIVE。

でも、私が行けていたLIVEは、この時代だ。


鬱病でLIVEを何年も諦め、そしてコロナさんがやってきて。


それでも、希望は持たないとな。



どんな状況でも、エンタメを、音楽を届けようとする、だいすきなひとたちがいるんだから。

元気で、いてくれているんだから。




自分の『ミライ』を、少しでも信じて、この先を歩んでいける自分になれますように。

未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。