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今日のびっくりした話と地方のコロナさん事情

今日、医療関係の申請をしに保健所に行った。


今は、どこの施設のエントランスにもサーモカメラが設置されていて、そのカメラのメーカーによって、ひとの体温の計るスピードや計り方が違う。

(〈顔認証するまで立っていて下さい〉タイプ、〈歩いているひとの体温を自動で計ります〉タイプなど)


今日行った保健所で使用しているサーモカメラは、〈入館して歩いてきたひとの体温をどんどん計っていきますよ〉タイプだったらしい。


”あ、あるなー”

と、確認しながら横目で自分の体温を見ると、

37℃くらいだった。


いつもよりは高めだな、動いているからかな、バイオリズム的なこともあるな、なんて思い、とりあえず、用事を済ませた。



その後、玄関に向かいながら、もう一度なんとなく体温を見てみた。








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嘘でしょ




38℃、37℃台後半を行き来している。


顔を囲む枠が、赤くなっている。要注意人物みたいな。





私は、ここ数日、のどが乾燥して声がかすれている。

風邪ではないと言い聞かせ、乾燥を防ぐため家でアベノマスクをして湿度を保っている(まさかの、のどの乾燥にアベノマスクお役立ち)。




どどど、どうしよう。




とりあえず、今お世話になった窓口の方、ここにつとめておられる方々にご迷惑をかけるとあれなので、

近くにいるひと、、、、、、、


お掃除のおばさまに声をかけたが、徐々に職員の方が動き、こちらに来てくださった。



やばい、どうしよう。


のどの痛みって、コロナさんの症状にあったかな?





、、、、、、、、、、と。




私の隣に、男性職員が立ってくださって、


「私も平熱こんな高くないのに、画面から近いと高めになるんですよねー」




え!




距離感の問題⁈





確かに、モニターがテレビみたいに大きくて、入り口から少し離れたところで計測する仕様なのかもしれない。




他の職員の方が、おでこで計る体温計を持ってきてくださって、どうやら私は、

36℃台。平熱だった。




あああああああ――――

よかった、、、、、、、、、、




保健所の皆様、大変お騒がせしました。



近くによると、感度が高くなってしまうみたいだった。



いや、本当にびっくりした。






芸能人の方々が、コロナさんに感染しても治ったらちゃんと戻ってくるのを見ていると、安心するなぁ。

と、思っている。


かかっても、持病などがあって重篤な状態にならない限り、陰性になり、また生活に戻れる。


みんなが、そう、思わなければならない。



少なくとも私は、そう、思いたくても思えないから、焦った。




ここが、地方だから。




LINEで、市からコロナ感染についての通知がくるのだが、”withコロナ”さんの段階になってからだいぶたつ中、数日前、コロナ感染者に関するこんな通知が。


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、、、、、、、、、、



もおおおおおおおおおおお、、、、、、、、、、




いい加減にしてほしい。



いつ、だれがかかってもおかしくないのが大前提だし、GoToだって始まっていて、移動の制限がかなり緩和されている今、ますますこんな非難はあってはならない。

誰が県を跨ごうが跨ぐまいが、もうウイルスはいたるところにある。


まだコロナさん騒動が始まったばかりの頃は、県を跨いで移動したひとがウイルスに感染する例が多かった。

感染者数がひとり、またひとり増えるたびに、そのひとの行動の詳細が発表され、

”それは必要な移動だった?”

と頭をひねったりした。

『お土産コロナ』なんて言葉がSNSで出ていたりした。


その当時は特に、県民はコロナさんに対して敏感で、怖いイメージがついていて、罹ったひとやその家族、あるいはそのひとと関わったから大事をとって自主的に仕事を休んだりしたひとまでもが、周りから嫌な扱いをされて、鬱症状を発症したりすることもあったようだ。


地方は、特に、県庁所在地の私よりももっと地方に住んでいるひとは、地域のコミュニティが強い。あたたかさもあるかもしれないが、同時に、悪い噂なども秒で広がる。これが、本当に厄介だ。

都会の地域のひとには理解できない世界がある。

そして、県庁所在地の住人の私には理解できない世界がある。

母の、昔話を聞いていると、田舎の繋がりって怖いなぁと思う。



とはいえ、県庁所在地のここでも起こっている、この嫌がらせやデマなどの情報。SNS社会って、使い方によっては本当にひとを苦しめる。


地方にいると、GoToなどが始まって怖いなーとかいうイメージをしてしまうが、先月までキャンペーン適用外となっていた東京都民は、考えてみればずっと東京から出られなかったのだ(気持ちの面で)。

旅行というよりも、東京からの帰省を控えなければならなかった地方民の方々も、大勢いたわけで。

地方独特のこのコミュニティがあるがゆえに、

「帰ってこないで」

と、上京した子どもに泣く泣く伝えた家族もいただろう。実際、ニュースでも取り上げられ、胸が痛んだ記憶がある。お互い、つらいよね。



そんな中、ようやく、東京都民も地方に来られるようになってきた。

そのタイミングで、単身赴任先の東京から帰省した父親、その家族が、感染してしまった。3世帯同居だったようだ。


きっと、久しぶりの再会だったろう。


ここからは、もう、個人の考えに沿って行くしかないのだ。

withコロナさんなんだから。




もし、私も罹ったら、まず、家族(特に母)が「近所歩けない」と言うだろうし、一回のその罹患で、今後のひととの関係、将来まで左右するようなことがあってはいけないのだ。

社会が、自治体の環境ごとに、変わらなければいけないのだ。



今朝、地方紙にこんな記事が出ていた。

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※秋田魁新報朝刊より。


条例にまでしないといけないのは悲しくはあるが、でももう、この段階でもなおコロナさんに対する理解がなされていないのであれば、仕方がないのかなと。


地域によって、考え方、築き上げてきた文化が違うのは、仕方がない。



でも、


やさしくありたい、と思う。

違いを認め合えてこそだと思う。

古い考えのまま小さなコミュニティでこそこそやっているようじゃ、移住者を募ってもこないし、ひとはどんどん離れていく。

少子高齢化ワースト1位から、いつまでたっても抜け出せない。

これでいいのか?





、、、、、、なんて、上から目線で語ってしまって。


私のいる市は、田舎であり都会であり、住みよさでいったら1位。

(ここから出たことはないけれど、、、、、、)


でも、こういう情報を聞いてしまうと、地方に留まって、深くなるコミュニティの中にいてはいけないような気がしてくる。


ひとりでも毅然としていられるひとになりたいし、

ひとの考えは違うということを認められるやさしさをもったひとになりたい。



やさしくあろう。



そして、朝晩冷えて気温差がひどいから、体を大事にしよう。

風邪は万病のもと。


喉を労って、寝ることにしよう。




自分も、世界も、今日より明日、やさしくなれますように。

未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。