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こんなことまで時短にする必要なんてない。

朝、起きて、まずラジオ体操。おととい、昨日と、だんだん動きがなめらかになってきた。……ように思う。

テレビでたまたま、「ラジオ体操第三」なるものの存在を知る。立命館大学が、学生の運動不足解消などをねらい、1週間でこれをマスターするという課題を出したそうだ。ラジオ体操に第三があるなんて……! 画面にちらりと流れた動きを見ると、第一とは段違いの複雑さだった。その難解さによってあまり普及せず、「幻」となったのだという。第二もすらすらできるようになったら、いつかチャレンジしてみたい。

義母から連絡。昨日、義母から預かった亡き義父のパソコンを、やはり手元に置いておきたいとのこと。義父が亡くなってからしばらくそのままにしておいたパソコンを、いよいよ処分したいからデータのバックアップを取ってほしい、と頼まれて預かってきたのだった。今日になって、パソコンのない風景を見たら、寂しくなったのかもしれない。そうだよね。まだ3年だ。こんなことまで時短にする必要なんてない。自分の気持ちの向くようにしてほしい。バックアップだけ取って、また戻すと伝える。

お昼は、スリランカカレーのテイクアウト。電話で予約して、お店の窓を開け放って作られた受付的なテーブルをはさんで、品物の受け渡し。お店の人も自分も、お互いにこの流れに慣れてきて、トレイを使った代金の受け渡しにも呼吸を合わせることができてきた。歩きだけど、ほぼドライブスルー。初期のころから比べると、だんだん改良されていくのが目に見えて、うれしい。そして、ここのカレーは、いつだっておいしい。

夫と、昨夜見たニュースについて話す。スタンフォード大学の研究により、、カリフォルニア州シリコンバレーの実際のウイルス感染者数は、公式集計の少なくとも50倍に上るという結果が出たのだという。

なんと、50倍。この結論が間違いないのなら、そして日本にも当てはまるのなら、本人にも周りの人にも気づかれずに感染し、抗体を得た人が相当数いるということも考えられる。実は昨年末、周りでしつこい咳風邪に悩まされる人が多く出る、ということがあった。それと関係があるのかは不明だし、夫はぴんぴんしていたが、私は体がだるい日が数日続くというようなことがあったのだった。「あれが今回のウイルスだった、なんてこと、ないよね……?」と、夫と顔を見合わせた。心の中に、えもいわれぬ不気味さが広がった。

緊急事態宣言が出たころに買った百合の花が、すべてしおれてしまった。残っているのは、小手鞠の枝だけ。花がなくなった、ただそれだけの違いなのに、家の中がずいぶんと寂しくなったように感じる。いつもの花屋さんも休みがちになってしまったこの状況下ではあるが、また花を買ってきて飾りたい。

ラジオ体操は、第一と第二、1回ずつ。

(2020年4月18日)

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