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#3 ”正しい事”から目を背けていい時もある

ある時、「その選択をした方が絶対あなたにとって幸せだよ」という言葉を友人にかけてしまった事がある。ここで、敢えて”かけてしまった”と表現した。何故ならば、「正しい事ばかり言う」とその友人を泣かせてしまったからである。そもそも、”絶対”とか”誰々にとっての幸せ”とか、私が言い切ったり決められるものではないという事は置いておいて…。

例えば、私と同じ様な境遇にある他人には正論をぶつけるのに、他人から同じ言葉をぶつけられると、つい「でも…」と言ってしまう事がある。これって要するに、論理的には分かっているけど、感情が追いついていない状態だと思う。

「正しい」のものさしって難しい。感情・感覚、法制度、身体感覚等、もっと色々な指標がある。現在地をどこに設定するかによって、結論は変わる。頭では「これが正しい」と自分なりに結論を出していても心や身体が追いつかない時もある。

感情を”感じ切る”

生きる中で感情のコントロールは上手であるに越した事ないのだけれど、逆らわず今ある感情を”感じ切る”事が大切だと思った。沈む時はとことん沈んでいい。その代わり、嬉しい時もとことん喜ぶべき。どうしようもなく寂しくて一人では居られない時に、人に頼ってもいいと思う。限度はあるが、たとえそれが「正しくない」と言われてしまう可能性がある決断だとしても。

私以外の誰かから提示されたものなのか、私自身が課してしまっているのか、”正しい事”という幻想に縛られて前向きになれないより、時には”正しい事”はいったん置いておいてとことん自分の気持ちを感じ切る。

ちょっと何が言いたいのか分からなくなってきたのでこの辺りで…。

♪本日の執筆のお供♪ French Kiwi Juice「Go Back Home」




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