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ロシアによるウクライナ軍事侵攻について考える手がかり

2022年2月24日に始まったロシアによるウクライナの軍事侵攻。
ロシアという大国が武力による現状変更を試みる行為は、第三次世界大戦につながりかねない危険をはらんでいる。
実際に各国は経済制裁や武器供与などを実施し、対立はエスカレートしている。
ロシアもウクライナも一歩も引かない構えだ。

武力による現状変更は許されるものではない。
プーチンは気が狂ってしまったのだろうか。バカなのだろうか。人殺しが好きなのだろうか。

いや、そのような思考停止はよろしくない。物事を単純な善悪二元論で片づけてしまっては、解決から遠ざかることもある。
こんなときだからこそ、冷静に、双方の立場から物事をみる努力をするべきであると考える。歴史・思想などの背景を知ることで、事象を俯瞰して捉え、これから迫られるであろう難しい選択を間違わないように準備しておく必要がある。

上記のような問題意識から、今回のロシアのウクライナ軍事侵攻の背景を理解するのに役立つコンテンツをいくつか紹介しようと思う。

  1. 「ウィンター・オン・ファイヤー:ウクライナ、自由への闘い」(ドキュメンタリー映画)Netflixa

  2. 「ウクライナ・オン・ファイヤー」(ドキュメンタリー映画)YouTube

  3. 「【緊急企画】東浩紀+上田洋子 『ゲンロン』<ロシア現代思想特集>再読―21世紀のロシア思想界はどうなっていたか?」(動画講義)シラス

  4. 「【特別編 緊急収録】ウクライナとロシアの歴史」(Podcast)コテンラジオ

1.「ウィンター・オン・ファイヤー:ウクライナ、自由への闘い」(ドキュメンタリー映画)Netflixa
 この映画は2014年にウクライで起こったユーロマイダン革命(ロシア寄りの大統領の辞任を求める運動)を追った作品である。ウクライナ側の主張がわかる。ユーロマイダン革命は平和的なデモから始まったが、政府による弾圧に対抗する形で徐々に武力衝突がエスカレートしていった。
Netflix動画ページ(https://www.netflix.com/jp/title/80031666

2.「ウクライナ・オン・ファイヤー」(ドキュメンタリー映画)YouTube
 この映画はウクライナとロシアの関係をロシア側の視点から知ることができる。第二次世界大戦でウクライナはナチスに味方をしたとの記述があり、プーチン大統領の「ウクライナの非ナチ化」発言の根拠がここにあるのだとわかる。ウクライナでの選挙やユーロマイダン革命にはアメリカの関与があったと指摘している。
YouTube動画ページ(https://youtu.be/4U_IzVh_KDs

3.「【緊急企画】東浩紀+上田洋子 『ゲンロン』<ロシア現代思想特集>再読―21世紀のロシア思想界はどうなっていたか?」(動画講義)シラス
 この動画はシラスという放送プラットフォームで配信されている。動画を見るには500円~1,000円程度の課金が必要になるが、ロシア(プーチン大統領)の世界観を知るにはうってつけのコンテンツである。
我々がいかにロシアを知らないか、そして西洋的な世界観で生きているかを教えてくれる動画である。
シラス動画ページ(https://shirasu.io/t/genron/c/genron/p/20220301

4.「【特別編 緊急収録】ウクライナとロシアの歴史」(Podcast/YouTube)コテンラジオ
 コテンラジオは歴史をテーマにしたPodcast番組である。これまで200話以上のエピソードを配信している。ウクライナとロシアの歴史について全6話配信している。「今回の出来事への解像度を上げる」ことを目的として、書籍約30冊の内容をファクトを中心として比較的中立的な歴史を知ることができる。
コテンラジオHP(https://cotenradio.fm/
YouTube動画ページ(https://youtu.be/P10VJ0mD2ME)

以上が、私の知る限りの今回の軍事侵攻について知る手がかりとなるコンテンツである。
読者の方からも「こんな良いコンテンツがあるよ」と教えて頂ければうれしい。

最後に、戦禍に見舞われて苦しい日々を過ごしておられるすべての方々に、一刻も早く平和な日々が訪れることを願っています。
No War.

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