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2017~2023までのJ1リーグ戦 セレッソ大阪の成績比較

小菊監督の2シーズン目(2021年の途中からなので実質は約2.5シーズン)が終了しましたので改めて2017年のJ1復帰後のリーグ戦の成績を比較してみます。

成績

2017~2023シーズンの成績

2017~2018年のユン監督時代は32勝17分19敗、勝ち点113(平均56.5)、104得点81失点、得失点差+23。平均順位5位
2019~2020年のロティーナ監督時代は36勝11分21敗、勝ち点119(平均59.5)、85得点62失点、得失点差+23、平均順位4.5位
2021年は置いておきます。
2022~2023年の小菊監督時代は28勝16分け24敗、勝ち点100(平均50)、85得点74失点、得失点差+11、平均順位7位。

勝ち点の推移

2017-2023 J1リーグ戦の勝ち点推移

勝ち点獲得の推移をグラフにしてみました。(Excelの適当なグラフなので見にくいのはご容赦を)
横軸はACLの関係などで前倒しもあるので厳密には「節」ではなく「何試合目」となります。
赤い実線が優勝目安と言われる1試合平均勝ち点2.0のグラフで、赤い点線は逆に残留ラインとして1試合平均1.1のグラフとしています。

開幕ダッシュに成功したのは2020年のみで、他はスロースターター。
だいたい5節過ぎたあたりから本気出してくる感じ。2019年は10節までなかなか結果が出ず清武キャプテンの「我慢してください」発言もありましたがその後は快進撃を続け、堂々のその年のリーグ最少失点で5位に入りました。

優勝目安の1試合平均の勝ち点2.0を上回ったのは2017年と2020年。
2020年は21節でそのラインを下回ると再び浮上できませんでした。
成績が下降するきっかけが17節のホーム鹿島戦の敗戦からなんですよね…

10節付近まで残留ラインを下回ったのは実はロティーナの2019年。
2021年も23節当たりで限り無く残留ラインに近づきましたが、監督交代でなんとか乗り切りました。

毎年だいたい夏場に掛かるリーグ折り返し当たりで一端勝ち点が伸び悩む「棚」が出来てるのが気になります。
そしてシーズン終盤の失速…
終盤10試合の成績をまとめてみました(得失点は邪魔くさいのでカットw)

2017-2023 J1リーグ終盤10試合の成績

2019年は出来すぎですが、2020年から2023年までは非常によろしくない成績。
自説ですが、優勝するには残り10試合でどれだけ捲れるか…が大事だと考えていますので、この結果ではそらねぇ…と。

順位の推移

2017-2023 J1リーグ順位の推移

順位表はJ公式のデータから写していますので、ACLによる前倒しや台風などによる延期分の関係で実際の期間とずれているところにあるかも知れませんがご了承ください。

まずは降格圏の16位以下が7シーズン、242試合で計3節のみ、というのはJ1昇格PO上がりとしては上出来で誇れる部分ではないでしょうか。

優勝・ACL争いでいくと、やはり2020年と2017年は別格。
首位に立ったのは2017年が計4節、2020年は色々あって(コロナ禍絶許)計1節のみでしたが、34節中5位以上が計33節、3位以上が計29節、2位以上が22節、本気で優勝を目指したシーズンで最後に4位に転落して終わりましたが、本当にタイミングが悪かったです。
「最低でもトップ3」と宣った2021年は最高で3位が38試合で計2節。2022年は1節のみで今シーズンはとうとう4位が最高でした。(2019年も4位が最高)

1シーズンの平均順位は
2017年→4.79位
2018年→6.35位
2019年→8.29位
2020年→2.56位
2021年→8.42位
2022年→6.26位
2023年→7.56位
7シーズンでの平均順位は6.35位
と正に中の上で、まぁクラブの規模からすればそんなもんか?

と言うことで…

上手く行ったシーズンは2017年の3位と2020年の4位で、その他は中位力を発揮して5位が2回、トップハーフは7シーズン中6回と、安定した成績が出せている、と言えるでしょう。

ただ難しいのは、「じゃあ来年も中位以上を…」と素直な言えないところがJリーグ、そして中堅規模のクラブの悲しさ。

なので永遠のスローガン
「絶対残留2024!」

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