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みんなの家

スミレアオイハウスに引っ越してからの5年間は、毎年オープンハウスを開催していた。オープンハウスの定義がよくわかっていないけど、うちのオープンハウスは、来たい人は誰でもどうぞスタイルだからたくさんの人が訪ねてきた。たった9坪の家に100人くらいがひしめき飲みながら盛り上がっていて、子どもの頃、その間をすり抜けるように移動したことを覚えている。

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その日は開放的な窓をばーんと開ける。庭から、階段から、家のすみずみまでが、来た人みんなの居場所になった。お風呂の造りをのぞく人もいたし、料理人にキッチンを使ってもらうこともあった。この家は、家族以外のいろんな人が出入りして、つかって、くつろぐ空間になっていった。私にとってはそれが嬉しくて、大人になった今でも定期的に「スナックスミレとアオイ」という家飲みイベントをひらくようになった。

9坪の家「スミレアオイハウス」を、多摩エリアの日常を旅する宿にしたい!クラウドファンディング挑戦中です。

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2020年3月オープン予定!
1999年に東京都三鷹市に建てられた建坪9坪の小さな家「スミレアオイハウス」が、一棟貸の宿として生まれ変わります。
noteでは、スミレアオイハウスのこれまでの20年間のできごとを書いていきます。

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