零れ落ちた日の景色
神様が命を掌で掬った時に
指の間から取り零した命が
私だったとしたら悔しいか
誰かに尋ねられたとしても
私は私で良かったなと思う
たくさんの中から零れた命
それでも私のちょっと歪な
透明な愛や中途半端な心も
弱くて優しい振りもぜんぶ
全然悪くないと思えるから
一匙の葛藤は良質な香辛料
生きる上では必要な味付け
それ位の事だと思っている
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