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女性性と男性性
髪を切った。
今までやったことがないくらい思い切って。
NYに留学した時も、結構短くした。
裏側を刈り上げ、思いっきって日本を飛び出して行ったのだけど、笑 その時も女らしさは残した方がいい と言われ、長さのあるショートにしたんだった。
そこまでは行けたのだけど、もっと短いショートというのは、憧れがありながらも未知の世界。
今回、美容師の京ちゃんからやっと「やってみようか?」とOKをもらえ、いざ初挑戦!
彼女を信頼しているのでお任せしていたが、想像とは違う絶妙な髪型になって、どきっとした。
でも、なんか、いいかも!
帰宅すると、息子は「うん。いいね〜!あたらしいママだ!」って、言ってくれた。
旦那さんも、面白そうに80's の「Blue city」て映画のアニーレイフォードだとか、パットベネターとか、「KIDS」のクロエっぽいなどと言って、80'sの曲を沢山かけてくれた。笑
要らなくなった重たいものも、髪と一緒になくなったみたい。
なんだかすっきり、あたらしい気持ちになっている。
切ってよかったな。
我が家の男性陣は、私のイメチェンに寛容な方だけど、男の人のなかには、「女性は髪を切るな!」という考えを持つ人もいる。
女性らしさ、男性らしさって、何なんだ?と、ふと思った。
小学校から高校まで女子校だった私。
小学生の頃は、憧れの先輩がいて 手紙を渡したり、運動会で走るのをみて みんなでキャーキャーときめいたりしていた。
彼女が入っていたのが理由で、「数学研究部」という、私が1番入らなそうな部活に入ったりもした。笑 (実際は、UNOとかカードゲームをするゆるい部活だったのだが。笑)
彼女は、美人で優等生。運動も出来、少しシャイな感じが 私とは違って素敵にみえた。
中学生になると、別の学校の男の子達に関心が向くようになって行ったけど、女の子同士で好きになることも、あるんだろうな。と、思っていた。
20代の時、従姉妹のお姉ちゃんから「GOLD FINGER」というガールズオンリーのイベントに誘われ、仲良しの友達と出かけて行った。
女の子しかいない空間 は、
女子校に慣れている自分には違和感もなく、むしろ 居心地が良かった。
いつも好奇心旺盛で、オープンな親友めいが、友達を沢山作って、それから新宿2丁目で遊ぶようにもなった。
「ガールズオンリー」のイベント (djやダンサーを呼んだり、歌を歌ったり、ファッションショーをしたり、みんなでおもいっきり踊って楽しむ会。) をやってみたり、フリーペーパーを作ったりもしたな。
楽しかったー!
ゲイやレズビアンの子とも、沢山出会い、彼女達のマイノリティであることの苦しみ、痛みも知った。
みんな、感性が素晴らしく、最高に優しくて綺麗だった。
そしてある日、好きだな。と、思える女の子に会えた。
その子とは、2年くらい一緒にオーストラリアや香港、タイ、アムステルダムなどを旅したり、写真を撮って遊んだりした。
女性同士だから、深いところまで話し合える。
わかり過ぎて、大変なところもあったけれど。笑
彼女は、少年みたいな 小動物みたいな 女の子だった。
彼女の素直な可愛らしさと繊細な感性、どんな男よりも守ってくれそうな男前さに惚れた。
私の中の、男性性も女性性も開いた。
男の人が、女の子をかわいいと思う気持ちにも気づけた気がする。
私たちの中には、男性性(サヌキ)と、女性性(アワ)がある。
その割合は それぞれで、それは時によっても変化する。
どちらも受け入れて、愛して、ありのままでいる。
それが、大切な気がするのだ。
自分の中にある全てを楽しみ、世界中の人を自由に愛せる世の中で 生きて行くわよ!
このテーマについて、いつか、みんなで話してみたいな。
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