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静岡市浮月楼(徳川慶喜邸跡)の惨状

浮月楼。
静岡市の中心部ビルの谷間にある徳川慶喜公が隠居されて過ごした場所。
結婚式場や宴会場として使われています。

その建物の一部には大理石が使われており、
そこにはアンモナイトをはじめとする化石が見られます。




しかし現在は真っ黒な壁で覆われて、見ることはできません。

本年の大河ドラマ「どうする家康」でのキャンペーンのため黒い壁にしてしまったのか、それとも管理者がその価値を知らないために隠してしまったのか、理由はわかりませんが、昨年から覆われてしまいました。



静岡市で大きなアンモナイト化石が見られる唯一の場所だっただけに
大変に残念です。

バブル時代の建物は大理石が使われており、重厚な建物が多いです。
その後、景気が後退してからの建物はペラペラで安っぽい建物になってしまいました。
静岡市一の高さを誇る「葵タワー」などはそのいい(悪い)例です。
正直、大変に安っぽいビルです。

こうして街はどんどん壊されて今では伊勢丹とグランシップの建物が大理石として(化石が)残るのみです。

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