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まだ管理職でPDCAと叫んでいる人いる?

経営は、PDCA(Plan Do Check Action)が今までは
声だかに叫ばれていました。

経営計画を立てて“PDCAを回せ!”が、まるで合言葉のようになっていたのです。

しかし計画・管理体制強化の「PDCAだけでは勝てない」が定説となり、新たなドクトリン(行動指針)へと転換しつつある状況です。

PDCAではなく
OODA、Observe(観察) Orient(状況判断) Decide(決断) Act(実行)です。

OODAは、米国の撃墜王と呼ばれたパイロットが生み出した理論で、
事前の計画重視ではありません。

基本的に“臨機応変”が中心で、一応計画は立てるけれども、
それにこだわってはいけないとする考え方です。

それよりも、臨機応変に活動できる反射神経を鍛えることを
優先します。
今回のコロナ禍などはまさにOODAが生きてきます。

管理に関しては、具体的に細かく指示することは止めて、
大枠だけを示して後は自分で考える、
Mission Command(ミッションコマンド)という管理手法を、
米国の軍隊では採用しています。

なぜこの作戦をやるのか、最終ゴールはこれだということだけを
指令して、その後、上官は詳細について口を出さない。

いわゆる委任・実行、「任せて任さず」です。
独断の許容という言い方もできるでしょう。
目の前で起きることに対して瞬間的に反応できない限り
新たな戦いには勝てない、という考え方のリーダーシップです。

まさに「目標だらけ」の学校や企業。

「管理が学年で揃えること」だと
思っている管理職はもう古いのです。

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