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昭和生まれのたわごと

広がるセルフレジにうんぬんしてもこの流れは変わらないし、
ジジイのたわごとでしかないのだが、
自分の価値観にあわないことが年々増えてきました。
これこそ自分が「がんこじじい」になった証拠です。

人は自分の生きてきた時代が「もっともよい」と
感じるのです。
ですから今の若者はうまれた時から携帯があり、ゲームがあり
ネットがあるわけですからそういうものが一番いいのです。


古ぼけた昭和の喫茶店よりもスターバックスのような洗練された
喫茶店の方が落ち着くのでしょうし、だぼだぼのズボンよりも
レギンスのようなぴったりしたズボンの方がはきやすいのでしょう。


上着を外に出していれば不良の烙印を押されましたが、
今では学校の制服でさえ、上に出すようにできています。
ゴムバンドのズボンはパジャマしかありませんでしたが、
普通のズボンでも今ではベルトをすることさえなくなりました。


つまり、自分が「古くなった」のです。
あたりまえがあたりまえでなくなり、今の若者は
今の様子があたりまえになっていくのです。
ただそれだけのこと。


かまどが薪の時代からガス、電気の時代へ
SPレコードからLPレコード、CDからMD、ダウンロードの
時代へ。
5インチフロッピーディスクから3.5インチフロッピーディスクの
時代からUSBスティックさらにはCDRからDVDRそしてBRDや
クラウドへ。


これらをすべて経験しているのは昭和20年代、30年代生まれです。


かまどの時代を知っているなんて、「火」を使う、まさに
原始時代からの激変です。


考えてみると、われわれの世代は
激動の時代であったわけです。


安保闘争から政治にかかわり、選挙の大切さをわかっている我々の世代から
うまれた時から平和で選挙権があっても大切さをわからない世代。
だからそういう世代に向けて、自分の価値観を押し付けても
それは無理というものかもしれません。


「時代についていけない」というのはこういうことなんだろうなと
思います。


化石人間は化石になり黙ることにいたしましょう。


しかしジュラシックパークのようにDNA操作で
突然、恐竜が甦るかもしれませんぞ。
そうなったら暴れまくる。ギャハハ。
写真は今年6月4日撮影静岡市葵区両替町iPhoneX

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