2回書類送検され2回精神科入院をしたメンヘラクソビッチ15年の軌跡
◆はじめに
こんにちは! メンヘラクソビッチ(元)「ぴの」です。 この記事では、自己紹介を交え、なぜ私がメンヘラクソビッチになったのか? そんな私が、どのようにして元気になることができたのか? また、今現在イラスト描いていますが、その理由も書いていきます。
同じことで悩んでる方や、他人に振り回されちゃう人は、ぜひ読んでみてください。少しでもそんな方が抜け出せるきっかけになれば幸いです。
1.22歳で社会人スタート~メンヘラの始まり
ろくに就職活動をしなかったのでアルバイトの大卒が誕生。
公務関係のアルバイトで期間限定だったため、この先どうしようと思っていたところ、秘書を探している会社があると紹介を受ける。
地元ではブランド力がある会社+親からの勧め+親のスネカジリという負い目の3点Setで、まったく乗り気ではなかったが、就職することに
2.メンヘラの始まり~鬱発症
仕事と勤務先の女子社員との人間関係にストレスを抱える。
ストレス解消と寂しさの紛らわしで出会い系にハマり、夜遊びを繰り返す。家族から「尻軽認定」されるほど繰り返す。
「尻軽」でもストレスは全て解消されず、ストレスがMAXでうつ発症。
退職。
3.一戸建てセールス事件~鬱の悪化
当時付き合っていた彼と半同棲の関係となり、将来を見据えて土地代ふくめておよそ1,500万円ほどの一戸建てを買わせる。
社会復帰後、派遣先で出会った人に目移りし不倫関係に。彼をあっさり捨てる。
しかし不倫彼とうまくいかず一戸建て買わせ彼に再度アプローチ。「戻っておいで」と会う約束までしておいて、翌日不倫彼とヨリが戻りあっさり約束をすっぽかす。
不倫彼の転勤を追いかけようと仕事を辞め、同棲を始める。
新天地で仕事を探すもストレスが増し、うつが悪化
4.過食嘔吐~精神科へGO!
仕事は決まるのに気力体力がないためまったく続かず、さらに寝込むことが多くなる。
ストレスがMAXになり、この頃から過食嘔吐も追加で始まる。
さらにストレスの衝動買いで借金が増える。
ある日まったく起き上がれなくなる。
彼との関係も悪くなる一方で実家へ帰還(このあと本当に別れるまでついたり離れたりを繰り返すことになる)
とうとう首が回らなくなり、借金を整理。社会的信用を全て失い、どん底。
精神科へ入院。規則正しい生活になるのですぐ元気になり
『たったの2ヵ月』で退院(ただし躁うつのようなおかしなテンションが始まる)
5.元カレの元へ~書類送検初体験~藁人形初購入
ヨリを戻せるかもしれないという淡い期待もあり、ふと、一戸建ての元カレに謝りたいと思い立つ。
そこで、ヤフー知恵袋にどうしたら謝れるかと相談したところ「早く病気を治してください」と正論や批判の回答が届く。
そんなタイミングで元カレから当然「迷惑なのでもう二度と連絡しないでほしい」と言われる。
その瞬間、「愛→憎」へ何かスイッチが入ったように気持ちが変わった。
元カレの家へ、借金の整理などで車を手放していたので有り金分タクシーで移動し、残距離を30分かけて徒歩で移動する。
家に落書き、車に接着剤という小学生並みの所業で後日、警察署から呼びだされる(書類送検1)
書類上は解決したものの、憎さがつのるばかりでどうにか苦しめたいという思いから、某通販で約5,000円の藁人形を初購入初使用。
ギリギリで免れたものの、家族からも「信用0」となる・・・
6.自殺未遂~メンヘラ卒業?
自分は生きているだけで迷惑と感じ、死にたいと思い睡眠薬を大量に摂取するが全然眠くもならず失敗。
生きたくもないのに、死ぬこともできず、絶望感がMAX
人の幸せそうな姿をみると惨めで憎く思うので、TVはNHKしか見れなくなる。
寝たまま死ねたらいい…とひたすら願って一日ほぼ寝ているような生活になる。風呂も面倒になり汚くなる
しかし悩みに悩んだ29歳のある日。ふと「なんか…いい加減…悩むの飽きたかも…」と感じ、自殺未遂を飽きて止めることに。
第一次メンヘラ卒業期。この後急速にメンタルが回復する。
が、身体がついていかず心療内科の受診はしばらく続く
7.回復~2回目の書類送検
ずるずる続いていた彼ときちんとやっていきたいと思い、実家を離れてまた同棲を始める。
仕事を探し決めるもまったく続かない問題。転職は両手で収まりきらない数を経験することとなる。
彼が転勤となりまたも新天地へ向かう。
田舎へ住まいが移ったため、なかなか仕事が見つからず色々探していたところ、割の良いネットの在宅仕事に手を出す。
給料管理に通帳が必要との言葉で「これって大丈夫だっけ…?」と思いながらも宅配でキャッシュカードを送付。
これが大変な事態となり、またも警察沙汰となる(書類送付2)
遠方の親へ連絡が入り、また迷惑をかけることになる。この出来事からいい加減、反省をして行動を慎むようになる。
給料の良さで仕事を選ぶと健康を損ねる自分のパターンに気がついて、「健康(命)>>>>>>>>>>仕事」というスタンスを確立
「信用がない」ということがどれだけ自分に損害を与えるかいい加減学習したので、巡ってきた責務はせめて真っ当にしようというごく当たり前な意識が身につき始める。
8.メンヘラ1期卒業~彼のモラハラ~無の感情へ
心療内科へこの頃には行かなくなり、薬も飲まなくなった。自力で完治させるという荒療治となる。
以前から彼と結婚したいと思うも、彼にその気がないのか、のらりくらりとした対応に苛立ちを感じはじめる。
さらにこの頃から「誰の家だと思っている」「誰が飯代払っていると思っている」等など、ドラマのようなモラハラ発言を不快に思うようになる。
お互いに主張を始めると喧嘩になることが多く、それがだんだん面倒に思い、自分が黙っていて事なきを得るなら、何か言うのはバカバカしいからやめよう、と思ううち、表情も感情も能面のようになる。
結婚も子供も望めなさそう、なのになぜ私は彼といるのだろう?と思い始めるが、今までロクな道を歩いて来ていないことや自活する自信がまったくなく、自分で答えが決められず、メンヘラ1期でもそこそこハマっていた占いを頼るようになる。
9.モラハラ卒業~メンヘラ2期か?
ちょうど浅田真央ちゃんの引退会見をみていたところ、彼女のやりきった清々しい表情を見て、「あ・・私も、もういいかな!」となぜか突然吹っ切れたのと、「いま決めないと、駄目な気がする」という動物的カンが働き、別れることを決意。
出ていく時期を決めて逆算し、その頃していた仕事を勤め上げる。転居先で仕事と住まいがすぐに決まり、定めた時期にきちんと動いた。
「決める」が先ということをここで体験した。
よしやろう、と思った矢先、新しい仕事先の女性社員の対応がどうにも我慢できず退職を申し入れ。このあとしばらく、現在の仕事に就くまでダブルワークの生活が続く
生活が不安定な状態から、心療内科へ行きカウンセリングを一時受けるが、「それだけ思考がハッキリしているならあなたは大丈夫と思うよ」という言葉に「だよな!」と気がついて、以降は一切、この手の病院へ行かなくなる。
10.メンヘラクソビッチ勇退~現在
うまくいかないことがあると、寂しい病が再発し、出会い系で男漁りをしようとするも、既に思考が小ざっぱりとしてきた頃で、相手が何を言っているのか話がまったく噛み合わず次々に登録を削除。
この頃にやっと、依存心や執着心が招く不幸をいい加減学習し、足を洗う。
ある日、趣味にしていたキャラクターイラストを描いていると「このキャラ(2人)どっちも自分だよなぁ。これって結果的にハッピーエンドになるんだし…え、これ、自分の中の男と女が結婚したってことじゃない?!」と思った瞬間、自分の内側が何とも言えない、とても幸せな状態になる。
スピリチュアルみたいになってしまいましたが、これが、メンヘラクソビッチを本当に卒業した瞬間だと思っています。
こんな幸せをもっと味わいたいなと思い、今もイラストを練習中。
いつかは、喜んでもらえるイラストを提供することが夢です。
◆まとめ(同士へ送るファンファーレ)
どうでしたか?ちょっとスピリチュアルみたいになってしまいましたが、これが、メンヘラクソビッチを本当に卒業した瞬間だと思っています。
まじめな話、今だから笑って話せますが、ついこないだまで、できることならだまって墓場まで持っていって放り込みたいような、隠したくて仕方ない黒歴史でした。
メンヘラクソビッチはとてもつらい。苦しい。死にたい。しょうもない経験ばかりを踏んできたからこそ、それがとても分かります。
私は真央ちゃんの引退会見がきっかけで、メンヘラクソビッチを中退できましたが、それは何てことないほんの些細なきっかけ。少しのきっかけです。
ですが、そんな些細なきっかけすら与えてもらえず、苦しんでる人がたくさんいるのも知っています。
勇退できた私だからこそ、そんな人たちにきっかけを作れる側になれってことかなと思いTwitterでは日々、赤裸々に体験談をツイートしています。
少しでもあなたの日々のエネルギーになりますように。そしてきっかけになりますように。
ちなみに今もイラストを練習中。
いつかは、喜んでもらえるイラストを提供することが夢です。
Twitterにて活動してますので、よかったらTwitterのフォローもよろしくお願いいたします!
https://twitter.com/Pinochoco_37
ありがとうございました。