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【郡山】福島県教育委員会は安積中高一貫校に何を求めるか


2024年9月1日、郡山市市政施行100周年。今後100年の郡山市、福島県を語る上で最も重要な課題の一つに教育がある。

2025年4月より安積高校は中高一貫校となるが、8月の地元経済誌には「尽きない懸念」と題して、安積中高一貫校のコンセプトと需要がマッチしていないと指摘されていた。

「福島県は教育後進県である。東大や他の難関大への合格実績は同じ人口で見た北陸圏よりも圧倒的に少ないため、田舎を理由にはできない」とされ、山形や秋田のトップ高よりも実績が劣ることは明らかである。

東北第2の経済圏を誇る郡山市だが、教育レベルは東北2位ではないと断言できる。現に、「本当にできる子」は関東の中高一貫進学校を受験する人が一定数いるということは有名な話である。そもそも安積の中高一貫を推進したのはそう言った背景をもとに人工の流出源をなくす一環だったはずだ。

他県の中高一貫では、東大〇〇人などと、目標値を立てるというが、福島県教育委員会はそういった話をしないらしい。達成できなかった場合に自分の責任が問われるからだ。
また、安積中高一貫校は福島県高校教育の「最後の砦」となるはずだから優秀な教員を当てるのは当たり前だが、あくまで他校と同じように教員人事を考えるという。これでは本当に優秀な子は他県に流出する傾向は変わらないのではないか。と指摘されていた。

確かにそう思う。
①教員人事は安積に特例的に優秀な教員を配置すべき。
②数値的な進学目標を立てるべき

この2点は共感する。
安積中高一貫校を作った目的を再確認して、貪欲に進学実績にこだわって欲しい。そこに送り込んだ一流の人間が、将来一流となって福島、日本、世界のリーダーに育つのだと思う。

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