3月劇場公開映画!わたしが注目する16作品(2024)

観る映画のチョイスがややコア気味になりつつある私が、3月に劇場公開される作品の中で注目しているものを、まるっと紹介します。
※参考リンク:私が昨年観た映画

ちなみに私、映画は鑑賞前に極力知識を入れないようにしているので、内容の紹介はほぼありません。公式サイト(あるいはWebメディアの記事)へのリンクと、私のテキトーなコメントだけ添えてあります。ご容赦ください。

【3月2日(土)公開】

■『ピーター・グリーナウェイ レトロスペクティヴ 美を患った魔術師』

[コメント]
イギリスの監督、ピーター・グリーナウェイの特集上映で、4作品がラインナップされています。『ボーはおそれている』のアリ・アスター監督や、『哀れなるものたち』のヨルゴス・ランティモス監督が影響を受けたそうです。特にランティモスは、今特集で上映される『英国式庭園殺人事件』が存在しなければ『女王陛下のお気に入り』は生まれなかった、とコメントしているんだとか。って映画館で流れた予告に書いてた。予告で見る限り、映像も音楽も強烈です。楽しみ。

■『すべての夜を思いだす』(清原惟監督)

[コメント]
清原惟監督の新作。前作『わたしたちの家』は映画館で観て楽しめたし、わたしの好きな黒沢清監督の影響も受けているようだし、新作はぜひ観たいと思っていました。さらに、日本映画の女性作家に関する書籍『彼女たちのまなざし』で、本作について触れられていたので気になっていました。ちなみに私の妹が清原監督と短期バイトで一緒になったことがあるそうで勝手に縁を感じていたりもします。

【3月8日(金)公開】

■『デ ジャ ヴュ デジタルリマスター版』『季節のはざまで デジタルリマスター版』(ダニエル・シュミット監督)

[コメント]
良さそうなので観る予定です。一昨年劇場でリバイバル上映された『書かれた顔』で監督の存在を知り、昨年のファスビンダー監督作品複数上映の時にも『天使の影』を観たので、せっかくならもうちょっと観たいと思っていました。

【3月14日(木)公開】

■『π<パイ> デジタルリマスター』(ダーレン・アロノフスキー監督)

[コメント]
『ブラック・スワン』などでお馴染みダーレン・アロノフスキー監督のデビュー作で、A24がデジタルリマスター化したらしいです。勉強がてら観ます。ちなみに祝日でもないのに木曜に公開される奇怪な事態。答えはタイトルと公開日の日付にあり。

【3月15日(金)公開】

■『私ときどきレッサーパンダ』(ドミー・シー監督)

[コメント]
2年前に劇場公開されるはずだったのが、「コロナ禍」の影響でDisney+での配信オンリーに切り替えられた作品。「コロナ禍」を理由にする割には、当時他のDisney作品は普通に劇場公開していたので、Pixar作品である本作だけ配信に回すのは不可解ですねぇ。「こんなに面白いのになんで劇場公開しないのよ!」とぐちぐち言っていたので、ちゃんと責任もって観に行きます。いえすみません、普通に好きな作品なので劇場で再鑑賞できる喜びを深く噛み締めながら観に行きます。

■『デューン 砂の惑星 PART2』(ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督)

[コメント]
莫大な予算が注ぎ込まれた大作を観れる機会ってあまりないですからね、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督への信頼感もありますし、絶対に観ます。もちろんIMAXで。ちなみにPART1の内容はほぼ覚えていません……どうしよう……。

【3月22日(金)公開】

■『ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター』(ジェーン・カンピオン監督)

[コメント]
『パワー・オブ・ザ・ドッグ』で世界中の映画賞で評価されたジェーン・カンピオン監督の代表作が、4Kデジタルリマスター化して再上映。わたしはまだ観たことがなく、初見鑑賞を映画館で体験できること、大変ありがたく思っています。とても楽しみ。ちなみに音楽はマイケル・ナイマン。当記事の初めに紹介したピーター・グリーナウェイでも音楽を手がけているので、劇伴にも注目して聴き比べてみたいと思います。

■『劇場版 名探偵ホームズ デジタルリマスター版』(宮崎駿監督/御厨恭輔監督)

[コメント]
アニメに関する知識があまりないのですが、宮崎駿、脚本・片渕須直(『この世界の片隅に』でお馴染み)の並びで興味を持ちました。観ておいた方がよさそう。

【3月29日(金)公開】

■『あの夏のルカ』(エンリコ・カサローザ監督)

[コメント]
『私ときどきレッサーパンダ』と全く同じ動機です。ラストの疾走感は映画館でより映えそう。楽しみ。

■『オッペンハイマー』(クリストファー・ノーラン監督)

[コメント]
観ない理由がありません。

■『美と殺戮のすべて』(ローラ・ポイトラス監督)

[コメント]
海外レビューサイトでの評判が良いので観ます。すでにいくつか映画賞をとっているドキュメンタリー映画のようです。現時点で内容は一切知りません。できたら予告も観ずに鑑賞当日を迎えたいです。

【3月30日(土)公開】

■『ゴッドランド/GODLAND』(フリーヌル・パルマソン監督)

[コメント]
海外レビューサイトでの評判が良いので観ます。映画館で流れた予告は観てしまったのですが、寒々しく、陰鬱としていて、不気味さもあり、私好みの予感がします。画面アスペクト比がスタンダードサイズのようで、雰囲気も相まって大好きなロバート・エガース監督『ライトハウス』も連想させますね。今月いちばん楽しみにしています。

以上16作品でした。3月も皆さんの映画ライフが素敵なものとなりますように。

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