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プレデター ザ・プレイ 感想+考察

完全にザ・プレイを見た人間に向けたネタバレ含む考察だ。

感想としてはかなり面白かった。

1.2の正当な続編という感じすらする。

プレデターズもザ・プレデターも楽しめたがもうプレデターというキャラクター自体を愛しているが故に楽しめた感じも否めなかった。

1700年代のインディアンとプレデターの狩りを描いた人類との1番最初の闘いと銘打っているのでまあ、その言葉を鵜呑みにするのなら紀元前から人類に干渉してきたAVPの時間軸とはまた異なるのだろう。

エイリアンシリーズがAVPにブチギレてプロメテウスを作ったようにザ・プレイの方がプレデターシリーズにとって正史かのかなと思う。

プリミティブなプレデターがヒグマと肉弾戦を繰り広げる姿は圧巻だ。

少しこの原始的なプレデターについて考察したいと思う。

◆プレデター・ザ・プレイ

1700年代の草原に現れた悪魔。
羆殺しと呼称する。
その容姿は今までのプレデターからかなりかけ離れている。
まずはマスク。
従来の金属製のフルフェイスマスクではなく何らかの生物の骨を荒々しく削り出したような『仮面』である。

顔面の下部が露出しているために口腔と触手が露になっており、か細く密生したドレッドヘアも相まってその姿は悪魔か幽鬼の様な不気味さを醸し出している。
一見するとプレデターとは別のクリーチャーにも見える。


体型はガッチリとした体格ではなく細身である。先述のおどろおどろしい顔面と相まって不健康そうだ。
しかしながらヒグマと肉弾戦を繰り広げ素手で仕留めるなどエイリアンとプロレスを繰り広げたAVPのプレデターに匹敵するパワフルさを持つ。

さらに意外だったのは装備がかなり原始的であるという事だ。
AVPで紀元前から超科学力を披露していたのでプラズマキャノンすら装備していないのには驚いた。
プラズマキャノンの代わりに弓矢を放つ。
飛び道具はそのくらいで白兵戦が目立った。

こちらを正史とするのならプレデターは意外と人類より少し古いくらいの種族なのかもしれない。

或いは1以降のプレデターは人類を狩るために人類用に装備を発展させてきたか。

これは一つの仮説であるが。
このプレデターこそがプレデター種本来の姿なのではないかと思う。
プレイのプレデターの顔面は面長でグロテスクでプレデターズのバーサーカー系統に近い。

ザ・プレデターでプレデター種が人類のDNAを自らに取り込み強化しているという事実が判明したが1や2に出てくる『お馴染みの』プレデターの顔面は人類のDNAを取り込み続けた結果なのではないだろうか?

羆殺し(プレイ)が地球に降り立ち、人類に返り討ちにされたために人類の狩りの獲物としての価値、秘めたDNAの重要さに気づき再度プレデター達が地球に来襲した事はエンドロールを見るに明らかだ。

この300年間の間に人類のDNAを取り込み続けた一部の氏族がその面長な顔面が緩やかに人類の様な形に変容していったのではないかなと思う。

故に地球によく来る人類好きのプレデターはあの『お馴染みの』顔面なのだ。

人類のDNAを取り入れることを拒んだ(興味のなかった)氏族はその面長な形質を保ち、人類愛好家のプレデターと対立しているのならプレデターズでのクラシックとバーサーカー達の対立も理解できる。

◆前日譚として

見事に兄の仇を討ち羆殺しを仕留めたナル。
ナルはRaphael Adolini 1715と書かれたフリントロック式銃を持ち帰るわけだがプレデターファンならコレがプレデター2でハリガンがプレデターとの死闘を制し長老から褒美として与えられた戦利品だとすぐわかっただろう。

ハッピーエンドではないな…
近いうちにナルとその一族はまたプレデター達と狩るか狩られるかの死闘を繰り広げるのだろう…

1990年時点でプレデター側が持っていたという事はつまり…


◆まとめ

とにかく面白い作品だった。
劇場で見れなかったのが惜しい…
かなり評判が良いようなのでもしかするとまたプレデターシリーズの続編が見られるかもしれない。
プレデターキラーが活躍するかはわからないがシリーズを追うごとにプレデターの種としての重厚さが増している。

彼らが次にどんな狩りをするのか実に楽しみだ。

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私は遊園地にあるパンダの乗り物と同じなので、お金を入れると動きます。さ、お金を入れてぴんくチャンを動かしてみよう!今度はどんなえげつない動きをするかな??