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ママ友が一人もできなかった人の末路

今年の春息子が高校へ進学する。
そう、私は子供の義務教育期間を終えることになったのだ。子育てをしている方みなさんそれぞれ十人十色の15年間があったと思うが、私にはこの期間にママ友というものがほぼ作ることができなかった。
息子自身はたくさんのお友達に恵まれてとても楽しい学校生活を送っていたしそれなりに学校行事にも参加した。息子のつながりで学校で会えば一言二言お話しするお母様も小学校時代はいた。中学校に入ってからは皆無。

私の中でのママ友の定義はいか3項目
・LINEなどの連絡先を知っている
・休日も予定を合わせてお出かけする
・子供なしでもランチに出かけたり飲みに行ったりする

なぜ、そんなことになったのか考えてみると、子供が3歳〜10歳まではシングルマザーで実家も離れていたのでワンオペ中のワンオペだった。とにかく息子の同級生のお母様たちとの接点が少なかったこと、そして私は息子を22歳で出産したので職場のお姉さまたちと同世代の方々においそれと話しかけることに躊躇してしまったのだ。
困ったことは学校の先生や、塾の先生に相談すればいいしそんなに不便を感じたこともなかったのだが、今回初めて「なんでちゃんとママ友作っておかなかったんだ」と後悔したことが息子の県立高校入試だった。

神奈川県の内申のルールの複雑さ・併願校の選定・説明会の情報など中高一貫校出身の私には初めてのことばかり・神奈川公立入試の試験問題の難易度が全国有数ということもそこで初めて知り、もちろん呑気な息子はそんなこと理解しているわけもない。高校受験は中学受験と違って学校一丸となって取り組み、志望校も息子がある程度決めるんだと思っていた。甘かった。
そうか中3の時の自分なんてJUDY AND MARYのことしか考えてなかったわ。その時にはすでに秋だった。そうかママ友がいたら情報交換できたのか。

コロナ禍で説明会も軒並み人数を絞っているため、予約するにもミスチルのライブチケット並みの争奪戦。
毎日深夜近くに仕事が終わったあと、学校案内の分厚い本を読み込み説明会の日程を調べ、予約受付に張り込む。行けなかった学校の情報をTwitterなどで拾い上げ、その学校の生徒と思しきInstagramなどを見て学校生活のイメージを息子とつかめるようになどして、滑り込みで最後の学校説明会へ。

なんとか高校入試は全日程終わり、合格発表を待つというタイミングに今このnoteを書いている。

バリバリ働いて、家族の生活に貢献するのも大切だけど、ママ友は作っとけ!と10年前の私にタイムマシーンに乗って伝えに行きたいと思いました。

母がいまだに、妹の幼稚園時代から続くママ友と温泉旅行に行ったりしていてそういう楽しみは私にはないのかと思うと寂しさもやはりあり、強がっていましたが子供を共通項できるお友達って今後もうなさそうって思うの人生の楽しみひとつふいにしたかもね。


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