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岸政彦著「ビニール傘」感想(582文字)

図書館でたまたま見つけた本。

何の前情報も無い状態で、表紙の写真とパラパラと捲った時に所々ある白黒の写真が何ともエモい感じだったので借りてみた。
ページ数もそんなに多くなかったし。(124ページ)

ちなみに本のストーリーも知らなかったし、作者も知らなかった。

まず率直な感想としては、
「ちょっと意味がわからない😓」
って感じ。

何人かの視点から物語が語られているんだけど、人物毎に文章が区切ってあるわけでもないし、登場人物の名前すらほぼ出てこない。
会話する場面でも「  」を使ってないので一瞬会話しているってのがわからない…💧

読み進めていって「あ!これはまた違う人の視点なのか!」って気付く感じ。

何かしらの意図があってそんな書き方をしているのかもしれないけど、"あとがき"も"解説"もないので、その意図は不明…😓

2回目、3回目って読んでいけば点と点が繋がり理解が深まっていくかもしれない。
(あくまでも予想…💧)

大阪が舞台になっていて地名とか国道とかいろいろ出てきたので、地元の人とか、大阪をよく知っている人はまた違った楽しみ方も出来そう。


日本に勢いがあった高度経済成長の時代が過ぎて、大阪がだんだんと廃れていった様子が描かれていたけど、その寂しさというか侘しさが最高にエモい‼︎‼︎
("エモい"の使い方合ってるかな😅??)

感想を簡潔にまとめると、
「とにかくエモい一冊‼︎‼︎」でした。

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