「ザリガニの鳴くところ」に圧倒される@大川未愛
夢中で読んだというか、聴き入ってしまった一冊。
朗読は池澤夏樹氏のお嬢さんの池澤春菜さんで、その表現力の豊かさには参ってしまった。
とにかく描かれている諸々が重奏的で、ある時は二律背反で、複雑に絡み合う。
アメリカ文学の歴史を総括する作品ではないかと思う。
動物としてのヒトと言葉や複雑な文化を持つヒトとの折り合い。
夫にも親にもなることに失敗した/放棄した男。
社会に子供を送り出す罪深さと責任をわきまえるべきだよね、とか。
できちゃったー。かわいいねー、、、では済まされないと理解しろよ、
って話だ。
やっぱり女は生きるのが大変だねー/今のところは隅々まで男社会だからねー
(個人の感想です!!!)とか。
とにかく読んでください・読まないとわからない・ぜひ読んでほしい
としか言えない夏場まりも改め、大川未愛でした。
来年は映画化も決定ということで、楽しみがまたひとつ。
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