2020/01/30 KUNI-KEN 《Japan Gold》
前任校で芸術鑑賞の担当をしていたときに、学校公演へお招きしたことでご縁ができたのが、KUNI-KENのおふたり。月初に発売された新譜をようやく購入した。
KUNI-KENは、兄・KUNIAKIさんと弟・KENJIさんとで結成した三味線ロックユニットで、活動歴は15年を超える。通常の演奏活動だけではなく、各地で定期的なレッスンを持ったり、学校公演も積極的に行ったりすることで、津軽三味線の普及にも力を注いでいる。実際、若いお弟子さん達がコンクールで優勝・入賞を果たしている。その他にも、三重県四日市市の観光大使を務めるなど、精力的に活動を続けている素敵な人たちだ。もちろん演奏はかっこいい。
お兄さんのKUNIAKIさんとは、打ち合わせなどのやりとりからお話しする機会が多かった。人を育てることへの思い入れの強さに共感して、演奏のよさだけではなく、人柄にも惹かれて、今ではファンの一人だ。
たった一回仕事のご縁があっただけで、ライブも観音寺の15周年ライブしか行けていないのに、サインをお願いしたら一言添えてくれる心遣いが嬉しい。
肝心の新譜について。
今回のシングルは新曲「Japn Gold」と新録の「NIBACHI-MUGEN-Version 2020-」「夕花-Version 2020-」の3曲。新曲「Japan Gold」は、KUNIAKIさんの歌入りになっている。歌詞は、自分で自分の限界を取り払い、夢に向かって進むのは今だということを伝えるもの。要約を文字にしてみるとなんだか青くさく感じられるかもしれない。しかし、これはKUNIAKIさんが学校公演で生徒たちに向かって語りかける言葉で、彼の人柄あってこそ出てくるものだ。この曲は、自らまっすぐに夢を語ることで伝えるKUNI-KENからの応援歌だ。
勤務校へお招きしたときに演奏されたけれど、CDでは持っていなかった2曲が聴けたのも嬉しい。「NIBACHI-MUGEN -Version 2020-」は、今youtubeで公開されているPVより数段かっこいいものになっている。わたしが学校公演へお招きしたいと思った決め手になったのは「カミガカリ」というインスト曲で、一聴していいなと思ったのだけれど、その時のわくわくする感じがして「NIBACHI-MUGEN -Version 2020-」は特に繰り返し聴いた。
「夕花 -Version 2020-」は、2017年12月の学校公演の際、クラスの女子生徒が彼らに質問したときにこの曲が好きだと話したことで印象に残っている曲だ。伝わる瞬間を目撃した思いで嬉しかったのを憶えている。
またライブであの三味線ロックを聴きたい。機会があるなら、彼らの言葉を生徒に聞かせてあげたいと思っているので、仕事でも何かの形で関われたらいいなと思う。