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日本の果物はすごい!

母の実家は、私が物心ついたときには
梨農家として生計を立てており、
毎年夏になると7月は幸水、8月は豊水
という品種の甘くておいしい梨を
いただいて、堪能してきました。

叔父夫婦が長年切り盛りしてきた
わけですが、今や後期高齢者となり、
今年でついに廃業をすることになった
という知らせを受け、少々おセンチな
気分になっています。

4年前にも、叔父が梨農家をやっている
ことを取り上げたことがありました。

この中で紹介した、竹下大学さんの
『日本の品種はすごい』という本が
あります。

この本の中に梨が取り上げられており、
グイグイ引き込まれるようにして
読んだことを今も覚えています。

竹下さんは「ブリーダー」
といっても、ペディグリーチャムを
推奨するような動物の方ではなく、
植物を対象にした職業でして、
「育種」とか「育種家」という
言葉を使うのですね。

平たく言えば、新しい植物の品種を
開発するお仕事。

その竹下さんがこの度、満を持して、
新しい著書を世に出されます。
その名も、
『日本の果物はすごい』
です。

出版社が両方とも中公新書で、
見た目もタイトルも極めて似通って
いますが、色々と違いもあるようです。

まず、副題が違いますよね。
「うまい植物をめぐる物語」
という、コンパクトながらも
やや抽象的で分かりにくかった
かもしれない前著に対して、
今回のものは、
「戦国から現代、世を動かした
魅惑の味わい」
とあり、
歴史の要素を掛け合わせた
ダイナミックな内容が読めるの
では、という期待感を抱かせる
タイトルになっています。

更に、が違いますよね。
ホクホクのサツマイモらしき写真に
「うまさには理由がある」という
コピーが付いていた前著に対して、
今回は潔く文字だけで
「「おいしい」は歴史も変えた!」
というコピーがドーンと目立って
います。

竹下さんご本人曰く、

「品質的にはベストセラーになってもおかしくない出来」

「読者に対しても世の中に対してもしっかり価値提供できますし、類書が存在しないため新規性も十分」

「発売日を果物シーズンど真ん中に持ってきて、話題にもなりやすい」

という、繰り返しになりますが
「満を持して」の新著発売になります。

東京での発売日が、丁度一週間後の
9月19日(金)とのこと。
Amazonの発売日もその日になって
いました。

私も今から発売が待ち遠しい限り。
日本の果物の素晴らしさを、
竹下さんの渾身の一撃である本書を
通じて是非感じ取っていただきたい

と思います。



己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。