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「三方六」を食べてみました

十勝の銘菓として人気のある
「三方六」(さんぽうろく)
ご存知でしょうか?

十勝、帯広のお菓子といえば、
六花亭が非常に有名です。
その六花亭に負けず劣らず
地元民に愛されているのが、
三方六を販売する柳月さん。

その柳月を代表するお菓子が、
この白樺を模したバウムクーヘン
なのです。

私は、帯広に遊びに来るまでは
恥ずかしながらこの柳月も
三方六も全く知りませんでした。

地元在住の友人に、帯広を代表する
お菓子の一つ
として紹介され、
ようやく認知したばかり。

柳月の工場やオフィスのある場所が
「スイートピア」という名前でして、
非常に大勢のお客様で賑わっています。

名前の由来は、
「スイーツ」+「ユートピア」
ということで、
商品を買える売店だけでなく、
そこで生ケーキなどを買ってすぐ
食べられるイートインや、
簡易工場見学ができるフロアを併設する
楽しい場所になっています。

冒頭の写真は、駐車場の前にある
公園のようなスペースに設置された
三方六の見た目そのままのベンチ
でして、割と細かいところにまで
気を配っていました。

購入した小分けの三方六をいただいた
ところ、バウムクーヘンにありがちな
パサパサ感がなく、しっとり柔らかい
食感で、なかなかの美味しさ。

「小割」として130円ほどで販売しています

外側の白樺=チョコがけの部分との
バランスも良くて、個人的には
これはもっと有名になっても良さそう
だと感じました。

実は、5年前の『なつぞら』という
NHKの朝ドラで舞台になったのが
十勝で、そこでモデルになった
お菓子屋さんが柳月だったとのこと。

観光サイトにも、舞台となった場所を
めぐる提案がなされています。

友人曰く、柳月がモデルなのにも
かかわらず、六花亭がモデルだったと
勘違いされているケースが少なくない

そうで、どうしても全国区の知名度に
劣る柳月が割りを食っている様子。

六花亭は、「マルセイバターサンド」
という圧倒的な人気と実力を誇る
定番商品があります。

十勝ではないですが、北海道の
定番土産として他に有名なものに、
石山製菓の「白い恋人」もあります。
ロイズの「生チョコレート」
同様にすっかり根付きました。

これらと比較すると、
「柳月」も「三方六」も、
いずれも名前が地味ですよね。

しかも、実はバウムクーヘンだという
中身とのイメージの一貫性が弱い

ような気もしています。

しっかりと分析したわけではなく、
あくまでも限られた情報からの推測に
過ぎませんが、全国区人気になりきれて
いない理由はこの辺にあるのでは、
などと勝手に考えています。

「しっとりバウム(クーヘン)」
という特長をパッケージにもっと
大きくうたったりできると、
その良さが一見客にも伝わりやすく
なるのではないか、そんなことも
感じた次第。

今回、美味しいことは十分理解したので、
また見かけたら食べてみたいと思います。

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ahiraga
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。