喫茶店は何を売る?
札幌で、とても美味しいコーヒーを
いただきました。
札幌の人にとって「ソウルフード」と
言われているらしい餃子を食べさせて
くれる「みよしの」の系列店、
函館が出自の「十字屋珈琲店」さんです。
コーヒーと一緒に、メニューにあった
珍しいデザート「冷やし焼き芋」も
つい頼んでしまいました。
これがまた絶品!
大変美味しうございました。
この日は、私が札幌から東京へ戻る日で、
友人とランチの後に少し時間があり、
「お茶」をご一緒させてもらったのが
こちらのオススメのお店でした。
喫茶店というのは、友人と他愛のない
おしゃべりをして親交を深められる
場であることは間違いないですよね。
私たちは二人で入ったわけですが、
他に独りでいらっしゃった方もいて、
コーヒーを飲みながらくつろいで
いる様子でした。
そんな、コーヒーを楽しむことが
一番の目的だ、というお客様も
それなりに多いであろうことは
容易に予測することができます。
ただ、必ずしも「コーヒー」でなく
とも良い人も多いはずですよね。
「紅茶」が好きな人もいるかもしれ
ませんし、「クリームソーダ」を
頼む人もいるでしょう。
先程の冷やし焼き芋ではないですが、
デザート目当てで喫茶店にやってくる
という人もいるはずです。
飲み物や食べ物目当てだとは限りません。
人によってはただただリラックス、
あるいは好きな本を読むために来ている
方もいるでしょうし、
ひたすらスマホのチェックに忙しい
人もいるでしょう。
人によって、使い方はバラバラに
なりがちな喫茶店。
結局のところ、使い方はお客様の
その時々のお気持ち次第。
そのお客様をしっかり観察すれば、
一体何を主目的としてこの喫茶店に
来ているのか、老練なマスターならば
簡単に言い当てることができるように
思われます。
いずれにしても、喫茶店というのは
コーヒーを売るだけではありません。
来てくださるお客様が、
一体何を求めてお店に足を運んで
くれているのか。
独り居心地よく過ごせる時間?
そのような空間?
あるいはマスターとの楽しい会話?
お客様のニーズは、
その商品なりサービスなりの
「使い方」に表れると言います。
どのように使っていらっしゃるか、
どんな使い方をされる人がリピート
客へとつながっていくのか、
そういったことは、店舗によって
当然ながら変わってくるもの。
自分のお店を気に入ってくださる
お客様が、一体何を気に入っている
のかつぶさに見ていくところに、
商売へのヒントがきっとたくさん
転がっているのでしょう。
そこから、PDCAを試行錯誤していく
ことこそが、マーケティングだと言える
のではないでしょうか。
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。