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「マーケティングフル」を目指して

昨日は半日以上、ドラッカー学会の
講演やらディスカッションやらを
オンラインで拝聴。
夜は月一で実施している自分の主催
セミナーを、これまたオンラインで
実施。
机に向かう時間の長い一日だった。

ドラッカー学会第16回大会のテーマは、

自らを知り、自らの望む未来を意図する。
マインドフルネスとドラッカー、そして禅

というもの。
ドラッカーとマインドフルネスを
結び付けるという、斬新で意欲的な
試み
である。

ただ、表面的にはドラッカーが経営学の
泰斗としてあまりにも有名であり、
マインドフルネスとか禅と結び付けて
捉える人が少ないかもしれないため、
「斬新」「意欲的」と書いたが、
実際のところ彼はセルフマネジメント
ついての論説が多いし、日本の水墨画
趣味で集めていたこと等も考え合わせる
と、非常に親和性の高いテーマ設定で
あると言えそうだ。

この「マインドフルネス」、最近は
殊によく耳にする機会が多い。
私自身、ここで何度か触れている。

「今、ここ」に居続ける、集中する。
それがマインドフルであるということ。
マインドフルであることは、セクシーで
ある
こと、そんな話を書いた。

こちらは既に1年近く前になるが、
ドラッカーの秘書をしていた
Celeste Palmer女史から伺ったお話を
紹介しており、ドラッカーはきっと
マインドフルネスを実践していたに
違いない
、などという指摘を自分が
していて、改めて驚いた。

「・・フル(ful)」という言葉は、
いわゆる接尾語というやつで、
「・・が多い」
「・・で満たされている」
「・・の性質を持つ」
というような意味合いになる。

「マインドフル(mindful)」であれば、
「マインド」=自分の心が今どうなって
いるかに注意を向ける、その注意により
自分の心を満たす、そのような意味合い
となる。

他には、
「ビューティフル(beautiful)」
「ケアフル(careful)」
「ワンダフル(wonderful)」
など、よく聞く言葉だけでも
かなりの数の言葉を挙げることが
できそうだ。

マインドフルネスの話を聞きながら、
ふと着想が湧いた。
「マーケティングフル」
という言葉はないのだろうか?

すぐにググってみると、どうもこの
言葉、概念はまだほぼない様子。
英語圏では多少使われた形跡がある
ものの、日本語で言及している人は
すぐには見当たらず。

マーケティングの考え方が世の中に
満ちているような状態
を指して、
「マーケティングフル」
「マーケティングフルネス」

と呼んだらいいのではなかろうか?

結局のところ、それは
「顧客志向」が徹底されることであり、
「世の中に嬉しさが増えること」
より効率的な市場経済が生まれること」
三方よし(四方よし)が達成されること」
などと言い換えることが可能なのだが、
一つ新しい言葉を生み出せた気がして
勝手に興奮してしまった。

自分自身が、マーケティングのセミナーを
細々ながらも続けているのは、正にこの
「マーケティングフル」
な社会を創るために、僅かながらでも
貢献したいという想いがベースにある。
もちろん、昨日までは別の言葉で表現して
いたのだが、パッと聞いてもイメージが
しやすく、非常に使い勝手の良い、
素敵な言葉に出会えて満足している。

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