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「夢」を叶える時代から、「好き」を叶える時代へ

女子プロサッカーのINAC神戸を
四冠に導いて注目を浴びたのが
丁度10年前。
石原孝尚さんは、プロのサッカー
監督として、あるいは解説者として、
更にはそのご経歴を活かす形で、
様々な活動をされている。

その石原さんが、『足りなくてありがとう』
という著書を出されたことを、
上記の記事で紹介させてもらった。
下記にある通り、Amazonでも取り扱いが
あり、Kindle Unlimitedを購読している方
なら0円で読むことができる。

改めてパラパラと読み返していて、
気になったフレーズがあったので
紹介しようと思い立った次第。

それが、タイトルにある
「夢」を叶える時代から
「好き」を叶える時代へ

というもの。

これは、21個紹介されている
Episodeのうちの21個目、
正に巻末の「おわりに」の
手前の頁にある言葉である。

「夢」というのは、
現時点では叶っていない

だから「夢」と呼ばれる。
それに向かって行動する、
挑戦することで、
叶えられるかもしれないし、
叶えられないかもしれない

これに対し、「好き」というのは、
それを行動に移した時点で
、つまり
「やっていることでもう叶っている」
そのように石原さんは表現する。

必ずしも「夢」を叶える方向へと
動かなくてもいい。
「好き」ならすぐにその場で叶う、
ならばみんなが「好き」を叶える
方向へと進めば良い
のではないか。

これは、
「自分らしくある」
「自分の好きを突き詰める」

ということにとても近い。

世の中、そんな甘くないんだ!
好きなことばかりやっていて
飯が食えると思っているのか!
そんなことを言う人たち、
言わなくても思う人たちが、
きっとまだ沢山いるだろう。

しかし、世の中の流れは、
確実に石原さんの目指す方向へと
進んでいる
ように思う。

「好き」を仕事にする人たちや、
自分に無理に負荷をかけることを
拒否してマイペースで仕事する
ことを選ぶ人たち
が、コロナ禍の
影響もあって随分と増えた。

そもそも、「好き」なことを
やっている方が、生産性が高まる

のは言うまでもない。
「嫌い」なことを嫌々続けたところで、
低い生産性に甘んじざるを得ない。

大量生産時代のように、
人間をまるで機械のように都合よく
使っていれば良い時代は終わった。

より高い付加価値を生むため、
そして生み続けるためには、
機械と同じような働き方を脱する
必要がある。

人間の創造性を開放し、
高付加価値を生み出し続ける
ために、
世の中のより多くの人たちが
「好き」を叶える方向へと進んでいく
ことが望ましい
のではないか。

石原さんが、実際にそんな行動を、
そしてあり方を、自らの背中で
示しながら生きている

彼が、自らのモットーである
「Happy First」を伝道し続ける姿を、
今後も応援し続けたい。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。