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マーケティングとはホスピタリティー

先週は、海外からの来客があり、
一緒に様々な店舗を回ったり、
夜は会食が続いたりということで、
バタバタと過ごしていた。

外資系企業に勤めていると、海外からの
来客はどうしても避けられない。
コロナ禍ですっかり行き来が途絶えて
いたが、今年に入ってからというもの、
特に5月以降は制限が随分と緩和された
のもあり、何度か客人を迎えている。

彼らと話す度に、ある程度お世辞が
入っているのを割り引かねばならない
ことを考慮しつつも、日本人が
ホスピタリティーにおいてとても
素晴らしい力を発揮している
という
ことを実感することが多い。

Thank you for your great hospitality!

などと満面の笑みで言われると、
こちらもつい嬉しくなるというもの。

いわゆる「おもてなし」と訳される
ことも多いこのホスピタリティーで
あるが、マーケティングに求められる
のは正にこの能力
だ。

相手が何を欲しているのか、
何を求めているのかを敏感に察知
し、
それを可能な限り先回りして、
最適な形で相手に応えていく
それができれば、どんな商品だって
カンタンに売れていくことだろう。

ホスピタリティーといえば、
リッツカールトンのことを
思い出す人もいるかもしれない。

日本のリッツを立ち上げた高野登さん
オンライン講座を受けたことがあるが、
彼の説いていたホスピタリティーは、
そのままマーケティング論として
通用する
のではないかと思う程に、
考え方が共通するなと感じたのを
今もよく覚えている。

相手が欲しているものを知り、
それを提示する。
自分が持っていれば自分のものを、
なければ他から探して来る。

状況は常に変化するので、
ちょっと前に欲していたものと
今欲しているものが変わることも
日常茶飯事。
そんな微細な変化も察知して、
先回り可能な範囲で対応する。

目線は常にお客様に向け、
お客様が喜んでくれるかどうか、
価値を感じてくれるかどうかを
基準に行動する。

全て、ホスピタリティーのことを
説明しているとも言えるし、
マーケティングのことを説明して
いるとも言えそうだ。

今日はこれから「DAF34」という
セミナーイベント。
ここでも、ホスピタリティーを
発揮して、来場者の皆さんが
「来てよかった!」
「価値があった!」
「最高だった!」

と言ってもらえるようなイベントに
なるよう力を尽くす。

それこそが、マーケターとしての
矜持
であり、生き様であり、
そして私自身楽しくてワクワクする
こと
なのだ。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。