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「おこめ名刺」でアップサイクル

おせんべい・おかきといえば?
真っ先に名前が出て来そうなのが
この亀田製菓ではないでしょうか。

柿の種といえば?
という質問でも全く同じことが
言えそうですが、この話は既に
今年の1月に取り上げていました。

つい二週間前にも、
ハッピーターンの施策に関して
亀田製菓を取り上げたばかり。

また今日も取り上げるのは、
別に亀田の回し者だから、という
わけではありません(笑)。

Advertimesの記事に掲載され、
興味深いと思ったわけですが、
わざわざ亀田製菓を狙い撃ちした
訳ではなく、偶然続いてしまった
にすぎないのです。

この記事を読んで興味深いと思った
点が二つほどあります。

まず、亀田製菓の名刺の形です。
見てお分かりいただける通り、
お米の形を模しているのですね。

胚芽部分は取れてしまっている
白米の形で、パッと見でお米だ!と
分かります

こんな名刺をいきなりもらったら、
かなりインパクトが大きいと
思いませんか?

亀田製菓という高い知名度を誇る
会社である時点で、覚えてもらう
上で既に相当有利な状況にあるのは
間違いありません。

そこに、この形が及ぼすインパクト
加わるわけですから、特に営業部門に
とっての使い勝手は抜群であることと
推測する次第です。

続いて、記事のメイントピックと
なっている、名刺の原料です。
米の副産物を活用した、いわゆる
「アップサイクル*」プロジェクト
要は食べられないお米を原料にして
つくった紙を名刺に使用している
とのことなのです。

*アップサイクルとは、本来であれば
捨てられるはずだったものに、新たな
価値を加えて再度利用できるように
すること
を指します。


「2023年度に策定した亀田製菓の新たなビジョン“Rice Innovation Company”の実現に向け、『Re Kameda』の取り組みを通じてお米の魅力をお客さまに発信するとともに、持続可能な社会に貢献していきます」(亀田製菓 広報部)。

と記事にある通り、掲げたビジョンに
沿う活動として、全社を挙げて取り
組んでいるのです。

SDG'sに絡む取り組みは、流行っている
からとりあえずうちも、という感じで
取って付けた感のある企業もチラホラ
見られるところ、亀田製菓の場合は
ビジョンや自社ドメインとの整合性も
バッチリ
で、ストーリーとして一貫性
感じられて、高い納得感を得られたと
いうのが個人的な感想でした。

このような取り組みは、
ちょっとばかりやったところで、
売上や利益がドーンと上がりません。
むしろ、かけたコストの分だけ
利益が減って終わり
、というのが
通常です。

しかし、企業も社会の構成員です。
環境に配慮した活動を続けることで、
中長期において市民≒一般の消費者に
対するイメージの底上げ
が叶えば、
徐々にブランドの信用・信頼が上がり、
やがては売上や利益にも貢献する

ときが来るのでしょう。

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ahiraga
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。