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久々に家でうなぎを食べた。うなぎと言えば、もちろんあの人。

ふるさと納税の返礼品で、
うなぎを取り寄せてみた。
宮崎の方から届いたうなぎの
蒲焼は、見事な大きさ。
味もすこぶる美味しくて、
リピートほぼ確実な一品で
あった。

さて、うなぎと言えば、
「本日土用丑の日」という
キャッチコピーを思い出す。

脂が乗っておらず、夏の間は
うなぎは売れない。
そんな状況を一変させた、
300年近く経った今でもうなぎを
夏に売れ続けさせている、
キャッチコピーの鏡

これを考案したのが、エレキテルで
有名な平賀源内
その人である。
ちなみに私のご先祖様、
と言いたいところだが、
残念なことに血のつながりはない。

源内さんの話については、
以前にも何度か書かせてもらった。
私が出演している「DAF」という
イベントでも、毎回ネタとして
使わせてもらっている。

こんな優秀なキャッチコピーを
考えたのだから、他にも何かしら
作品があるのでは?
と思った方、なかなか勘が鋭い。

実は、日本初のCMソングと言われる
ものを作詞作曲しているのだ。
「漱石膏」(そうせきこう)という
名の、当時の歯磨き粉を売り出す
ための歌だったと言われる。

但し、現在譜面のようなものが残って
おらず、どのような曲だったかが
サッパリ分からない。

それでも、お江戸中でみんながその
歌を口ずさんだ
、という話が伝わる
程だから、相当その歯磨き粉の販売に
貢献したことは間違いない。

分からないなりに、「CMソング」
いうつながりだけでいくつか選曲を
行って、「漱石膏」の名で楽曲作品
した人たちがいたのには少し驚いた。
源内さんの影響力、恐るべし。

同じく、日本で最初の「CMソング」を
探る
ということで、興味深い内容にて
記事を展開されているnoterさんもいて、
思わずじっくり読んでしまった。

人によって、
目にする言葉を覚えやすい人、
耳で聞く言葉を覚えやすい人、
口に出す言葉を覚えやすい人、
タイプが分かれるところ。

良いCMソングというのは、
目、耳、口、どこを経由したと
しても、印象に残りやすい
もの
なのではなかろうか。

源内さんが考えた「漱石膏」の
CMソングは、きっとそうした
要件を軽々とクリアしたからこそ、
お江戸を席巻したのであろう。

願わくは、タイムスリップして
どんな歌だったのかを確認してみたい
ものである。
もちろん叶わぬ願いであるが。

今流行りのChatGPTにも、歌を
再現する力まではないだろうが、
訊いてみても良いかもしれない。
そう思いついて、

日本初のCMソングとも言われる江戸時代の歯磨き粉「漱石膏」の歌は、平賀源内が作ったと伝えられているが、どんな歌だったか教えて

と訊いてみたら、こんな返答が返ってきた。

「漱石膏」の歌は、江戸時代の発明家であり文化人の平賀源内によって作られたとされています。この歌は、現在の広告ソングのように、商品を宣伝するために作られたもので、日本初のCMソングとも言われています。

以下は「漱石膏」の歌の歌詞の一部です。

「口中さっぱり 消臭にもいい
歯を白くして 歯茎も養い
歯磨にこれを 漱石膏(そうせっこう)」


この歌詞は、歯磨き粉の効果を紹介する内容となっています。江戸時代には、歯磨きが一般的ではなかったため、このような商品が開発されたこと自体が画期的でした。また、歯磨き粉を歌にして広告するというアイデアも、非常に斬新でした。

色々ググっても全然出てこなかった
歌詞がしっかり出て来た。
但し、信ぴょう性にはやや疑問
ある点は、要注意。
何度か質問文を微妙に変える度に、
出て来る歌詞が変わっていったから
である。

ダラダラと書き連ねてしまったが、
源内さんが素晴らしいなと思った
点を最後に指摘しておこう。

このCMソング、元々は歯磨き粉の
「口上」つまりキャッチコピーを
作ってくれと頼まれた
そうだ。

それを、コピーを作っただけでなく、
曲を付けてCMソングにしてしまい、
人々の口の端に乗せるところまで
やっている
のが、正に面目躍如。

期待された以上の価値を提供する、
マーケターとしての理想的な仕事
ぶり
だと言えよう。


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