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はじめの一歩を踏み出すのがなぜ大切か

週末恒例のランニングをしていた折に、
誤って行き止まりに突き当たった。
既にかなりの距離を走っていた私は、
急速にエネルギーがしぼむのを感じ、
少しばかり休憩することに。
その時に撮ったのが、この鶴見川沿いの
風景である。

ランニングを再開しようと思うも、
一歩をなかなか踏み出せない。
先週は思いのほか疲れが溜まっていた
ようだ。
確かに睡眠時間も普段より少なめ。
仕事がそれなりに立て込んで、
どうしても睡眠時間が深夜にずれ込んで
しまったのを思い出す。

こうやって、ネガティブな気持ちが
連鎖的に起こり、ますます踏み出すのを
躊躇する方向に行きかける。

ちょっと待て。
まぁ落ち着け。
自分は走りたくて走っているのだから、
走ることにネガティブになる必要がない。
それどころか、走れるというのはなんと
有り難いことか。

こんな風に、一旦気持ちをニュートラルに
戻して、ランニングを再開した。

一歩を踏み出してしまえば、
あとは「慣性の法則」も働いて、
それなりに調子よくフィニッシュまで
走り切ることができた。

「どうしても一歩が踏み出せない」
という人は多い。
私の例のような、日常の些細な話から、
仕事上で何かに取り組むとき、
あるいは起業するぞ!というとき、
色々な場面で、最初の一歩がなかなか
出ない、出せない。

どうなるか分からないから「恐い」。
恐れの感情が強いのだろう。
失敗した経験があることに挑戦するとき
など、当然ながら一歩を踏み出すのは
恐いだろうし、
初めての挑戦であれば、それはそれで
いきなり失敗したらいやだなぁ・・・
という気持ちになるのも分かる。

それでも何でも、とにかく最初の一歩を
踏み出すことが大切
である。

長年にわたりお世話になっている、
鈴木領一さんが書かれたこの本で、
最初の一歩の重要性を教わったのは
もう10年ほど前。

1%のアクションでいい。
とにかく小さなステップから始める。
それが大切。
人は、知らずしらずのうちに、
「フレーム」=既成概念の枠組み
とらわれていて、行動することに恐怖を
感じがち。
その「フレーム」を打ち破るための
特効薬が、「1%でOK」という、
自分に対する「許し」
なのだ。

この「小さなステップ」を
「ベイビーステップ」と呼んだり、
「スモールステップ」と読んだり、
色々な人が同様のことを説いている。

なぜこれが大切なのかというと、
脳の中にある「やる気スイッチ」とも
言われる「側坐核」という部分が、
刺激を受けるとドーパミンをドバドバと
出してくれる。
ドーパミンが出ると、「快」の感情が
刺激されるので、もっとやりたくなる。

続ける。
またドーパミンが出る。
もっとやりたくなる。
続ける。
更にドーパミンが出る。
(以下省略)

というわけで、とにかく一歩を踏み出す
ことが重要なのだ。

これは、知識として知っていても、
実際に行動に移さない限り、
文字通り「宝の持ち腐れ」となる。

私自身、結構な期間、頭でっかちのまま
過ごしていた自覚がある。
何かやりたいこと、夢があるならば、
まず小さな一歩を踏み出してみることを、
強くお勧めしたい。
人生を変える第一歩となるに違いない。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。