見出し画像

良い上司の条件

これまで6回転職を経験したので、
計7社に勤めている計算となる。
同じ会社にいても、異動があったり、
上司が変わったり、部下が変わったり
ということは日常茶飯事。
これまでの会社員人生で関わって来た
上司、同僚、部下の人数は、相当な
人数に上る
だろう。

私がこれまでに出会った歴代の上司
思い返すと、本当に色々な方々が
いらっしゃった。

同様に、私がこれまでに出会った
歴代の部下についても、それこそ
ありとあらゆる種類の、多様性に
富んだ方々と一緒に働いてきた。

キャリアの棚卸しをするにあたり、
そういった過去私と関わりを持った
方々のことを思い出し、その当時
どんなやり取りがあったかに思いを
馳せる機会が生じている。

そんなときに頭をかすめるのは、
「良い上司」とはどんな上司か?
「良い部下」とはどんな部下か?

そのような問いだ。

今も、中間管理職を全うするべく
身を粉にする立場
であるため、
「上司」としての自分と、
「部下」としての自分とを
両立させるべく、精進する日々を
送っている。

自分の上司とやり取りをする時間と、
部下とやり取りする時間とを比べると、
細々とした実務的なやり取りが多く
あるために、後者がどうしても多く
なる傾向
は否めない。

そのため、自分が部下とやり取り
する時間をいかに生産的にするか、
そこが重要なポイント
となる。

部下との向き合い方について考える
ときに、必ず意識的に思い出すように
しているのは、「SL理論」と呼ばれる
「状況対応リーダーシップ」である。

部下のレディネス(準備度合い)
レベルに応じて、上司としての
関わり方を柔軟に変えていく
マイペース、言い換えれば「我」を
押し通すのではなく、あくまでも
相手の状況、ペースを尊重しながら
ものごとを引っ張っていく
のだ。

「SL理論」も踏まえつつ、
自分なりに「良い上司」の条件を
以下に三つでまとめてみた。

まず、第一の条件は、上司以下の
組織としての到達地点、ゴール、目標
といったものをクリアに定義し、
誰にでも分かる平易な言葉で語って、
チームを鼓舞すること
だと考える。

そして、第二の条件としては、
部下のレディネス、状況を踏まえて
部下自身の成長を含めたポジティブな
成果を得るために、リーダーシップを
柔軟に発揮し、行動すること
である。

更に、第三の条件としては、
一つ目と二つ目の条件で見て来た
「行動」の結果を速やかに見直し、
即座に次の行動へと移っていく、
「高速PDCA」を回すことだ。

これら三つの条件で事足りるのか、
抜け漏れがありはしないか、
多少心配なところはあるものの、
概ねこれでカバーできる気がする。

上司として、つい怠りがちなのが
第一の条件。
ビジョンや夢を語るのは、どことなく
気恥ずかしくて、つい躊躇しがちだ。

しかし、恥ずかしがったり、
躊躇したりしている場合ではない。
自分の信じるビジョン、夢を常に
明確に思い描き、ことあるごとに
周囲に吹聴する
位の状態を目指す
べきだろう。

「良い上司」と評価される程の実績を
あげ続け、信頼を獲得し続けるために、
各々の条件を常日頃から意識して、
行動し続けたい。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。