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脳に負担をかけない文章を心がける

今年の1月1日から、
このnoteでの毎日投稿が
5年目に突入しています。

まる4年の間、
私の文章は、基本的に
「〇〇だ。」
「△△である。」

という語調で通してきました。

しかし、1月に入ってからは、
「〇〇です。」
「△△ます。」

へと変えています。

この1月2日の投稿にて
書かせてもらった通り、
「だ・である調」から
「です・ます調」に変えてみて、
読者の皆さんからの反応を確認
した上で、今後の方針を決める
つもりでした。

今のところ、特に大きな反響が
あったわけではないのですが、
何名かの方からは、
「やさしい感じがする」
「温かみが加わった」

という比較的ポジティブな
フィードバック
をいただき、
単純な私は気を良くしている
ところです。

もともと、マーケティングや
ビジネスが主なテーマという
こともあって、専門家然とした
断定口調の方が信頼感や権威を
得られるのではないか
、という
仮説の下、「だ・である調」を
通して来ました。

ただ、これは「偉そうに聞こえる」
というネガティブ要素があるのも
事実です。


随分前に読んだ、行動経済学
ベストセラーであるカーネマン
『ファスト&スロー』において、

認知容易な文章を人は心地よく感じ、書き手に親しみを持ったり、信頼性を感じたりする

という趣旨のことが書かれています。

この本に書かれている知見の
中には、追試をしたら見事に
否定されたものが多数
あって、
色々物議を醸しているらしく、
全てを真に受けるのは少々
リスクが伴う
かもしれません。

しかしながら、
分かりやすい文章、
分かりやすい表現、
それを心がけるだけで、
読み手は書き手に対して、
よりよい心証を持ってくれる

という主張に関しては
疑いようのない内容でしょう。

「認知容易」にするため、
実は様々な工夫が可能ですよね。
私もこれまでに、色々試行錯誤を
してきました。

例えば、こまめに改行を入れる
こともそうです。
概ね、15~20字くらいのところで
改行している
ということが、
お分かりいただけるでしょうか。

一行に書いてある情報内容を、
パッと見て瞬時に把握できる
量に抑えようとする
ことで、
読みやすさが増すのではないか、
そんな意図からこうしています。

漢字が多すぎること、
逆に少なすぎること、
いずれも脳にストレスがかかる
はずなので、
「適度」なバランスを心がけて
います。

もちろん、人によってどの辺が
「適度」なのかは異なるため、
万人受けするのは難しいのが
正直なところ。

それでも、「最大公約数」的な
バランス
に落ち着かせよう、
そんな気持ちで
日々執筆しているのです。

その観点からは、
「です・ます調」の継続が
良いと判断
しました。

「認知容易」で、
「ストレスフリー」な、
「脳への負担感が少ない」
文章
を目指して、
今日も修業が続きます。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。