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恩送りの精神

昨日は、自分が通っていた高校の
バスケットボール部が創部60周年
迎えたということで、
記念のパーティーが東京プリンス
ホテルで行われた。

映画『THE FIRST SLAM DUNK』
封切日でもあり、勝手に良い因縁を
感じる。
早速観て来た!というFacebookの投稿
などを読みつつ、会場へ向かった。

我が部では、5年ごとに周年イベントを
催しており、都度実行委員会を立ち上げ、
半年程かけて準備
にいそしむ。

OB会の幹事役を務めているため、
この手の行事はいつもフルコミット
するのが恒例だが、今回は若手に
大幅に権限も実行も移譲。

コロナの兼ね合いで、打ち合わせが
zoom中心であったが、皆さん熱心に
事前の擦り合わせに取り組んでくれて、
見事なパーティーに仕上げてくれた。

来賓のお客様のご挨拶をいただき、
その後にバスケの指導にあたって
くださっている先輩らからも挨拶が
続く。

こういった時は、つい、自分だったら
何を話すか、どう話すか、そんな目線で
話を聞くのが習い性
になっている。
今日も、正にこれから、10分スピーチを
聴衆の前で行う立場。
他人のスピーチは、学びの宝庫なのだ。

中身自体は、過去に何回か聞いたことの
ある趣旨とほぼ同じでありながら、
毎回時節を反映して微妙に変化させ、
見事なスピーチをされる方がいる。

スピーチのコンテンツ
つまりwhatの面で学びがあるし、
スピーチのお作法
つまりhowの面でも気付きが多い。

今日はwhatの方を取り上げる。
それが、タイトルにある言葉、
「恩送りの精神」である。
英語だと「feed foward」

我が部では、伝統として、
先輩から受けた恩は先輩に返す
(恩返しする)必要はない
、むしろ
後輩に送る(恩送りする)べし!
そのような考えが息づいている。

手前味噌のようで恐縮ながら、
この精神は本当に素晴らしいもので、
大切な価値観として私の人生に一つの
彩りを添えてくれている
のは間違いない。

人は誰しも、自分が拠って立つ何かを
欲するもの。
それを、「座右の銘」と言ったり、
企業なら「理念」とか「ビジョン」
あるいは「価値基準」とか「バリュー」
と呼んだりする。

「feed foward」は、私にとって
そんな位置付けを得ている言葉の
一つなのだ。
それ故、何度聞いてもその度に
心改まり、初心に帰れるマジック
ワード
でもある。

この言葉をシャワーのように浴び、
また日頃ご無沙汰していた恩師、
恩人の方々と会話を交わして、
しっかりとエネルギーをチャージ
した土曜日の夜。

今日は、そのエネルギーをしっかり
発散させることにしたい。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。